見どころ!→ケビン・ペイシーの窮地からの逆襲!
監督-ジョージ・ホアン 1994年 101分
出演-ケヴィン・スペイシー、フランク・ホエーリー、他
主人公は、就職した映画会社の上司にいじめぬかれる。
理不尽に解雇され、我慢の限界に達した主人公は遂にその上司を監禁してやり返してしまうという話し。
主人公をフランク、上司をケヴィンが演じている。
とにかく、新人の主人公に上司が罵詈雑言を浴びせまくり、いじめまくられる。
上司は言うことが気分で変わり、何をやっても結局主人公は怒られる。
上司のケヴィン・スペイシーがとにかく強烈です。
ボロクソに部下を罵倒した後、あわてて逃げていく部下を見ながら微笑を浮かべたりします。
「お前に脳はついていない、だから何も考えなくて良いんだ、お前は物以下だ!」
と、ここまで言われると逆に気持ち良いかもしれません。
そして、数々の理不尽な要求に耐えかねて主人公が上司の家に押し入って監禁してしまいます。
ここからがまた面白いです。
主人公が上司をイスに縛りつけ、髪をはさみで切ったりします。
最初こそ押されていた上司ですが、ぽつりぽつりと自分の過去をしゃべりだします。
過去には上司に同じかそれ以上に酷いいじめをされたこと、実は仕事が原因で過去に妻を亡くしていること・・・。
そして、イスに縛られているにも関わらず、話術で主人公を圧倒していきます。
そこに偶然あわられた主人公のガールフレンド、実は上司とつながっていたことを知り、激昂した主人公は銃で・・・。
最後の結末は予想外でした。
良い意味で裏切られた。
この上司は理不尽だけれども、何か芯のようなものを持っていて、アホとは言い切れない。
それをケヴィンが絶妙に演じている。
というか、ケヴィンはこういう人なんじゃないか?思ってしまうくらいはまっています。
映画プロデューサーに関する映画は色々ありますが、自分的にはこれが一番面白いかも。
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