映画「シンプルメン(1992)」を“観て損はない”理由と考察、その感想

③観て損はない☆3

シンプルメン  英題:Simple Men

監督-ハル・ハートリー 1992年 106分

脚本-ハル・ハートリー

出演-ロバート・ジョン・パーク、ビル・セイジ、エリナ・レーヴェンソン、マーティン・ドノヴァン、他

映画「シンプルメン」のあらすじ

主人公は二人の兄弟で、兄は強盗をしていたが仲間にだまされて報酬をもらえず、恋人にも逃げられた。

一方弟はまじめな学生である。

かつて大リーグの名選手であった父親が、爆弾犯として逮捕された。

その父親に会いに行くと、運ばれた病院から逃げ出してもういない。

兄弟二人でその父親を探しに行く途中、様々な人に出会って行く。

兄は、旅の途中で新しい生き方を見出していく。

“観て損はない☆3”理由と考察、その感想

オシャレなプロモーションビデオの様

ロードムービーというのか、青春群像活劇というのか。

自分には青春って印象を強く受けた。

ツタヤで「発掘良品」で小さい画面から流れていた映像に惹かれて借りた。

前半は、音楽とあわせてオシャレというか、とても味のある雰囲気だ。

これは90年代だが、ここら辺の年代の映画は映像に味があってとても好きだ。

音楽も印象的で良い。

話としては、佳境に入っても特に目を見張るような展開はないので、これは雰囲気を楽しむ映画なんじゃないかと思う。

元大リーガーで爆弾犯で、病院から抜け出して、それを追いかけて、というのはすごく面白そうで、大事件の予感がするが、とくにそういったサスペンス感はない。

人と交流する青春群像劇である。

自分としては少し物足りなかった。

だけど、つまらないというほどでもないし、かといって面白いというほどでもない。

何度も言うが雰囲気が良く、カフェで流しっぱなしにするのにちょうどいい映画かもしれない。

オシャレで味のある長めのPVって感じか。

役者の演技は、わざとらしくなく大げさでもなく、自然な感じなので、悪くはない。

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