映画「チャイルドプレイ(1988)」を“見て損はない”理由と考察、その感想

③観て損はない☆3

チャイルドプレイ  英題:Child’s Play

監督-トム・ホランド 1988年 88分

脚本:ドン・マンシーニ、トム・ホランド、ジョン・ラフィア

出演-キャサリン・ヒックス、クリス・サランドン、アレックス・ヴィンセント、他

映画「チャイルドプレイ」の簡単なあらすじ

グッドガイと呼ばれる子供むけのおもちゃの人形に、瀕死の殺人犯が、呪術で死ぬ直前に自分の魂を乗り移らせた。

犯人は人間として生きるため、新たな人間の体が必要だった。

何も知らずにその人形を買った少年が、人形に命を狙われていく・・・。

“見て損はない☆3”理由と考察、その感想

意外にもしっかりとした設定がある

自分の子供の頃に流行った映画だが、内容はなんとなくしか知らなかったので、借りて見てみた。

チャッキーと呼ばれる人形が、化け物と化して人間を襲う・・・くらいに思っていたのだが、殺人犯の魂が呪術によって乗り移り・・・なんてしっかりした設定があったとは。

コメディ要素もあるが、これはホラーだ。

チャッキーが燃えて、暴れまわるところは不気味で気持ち悪い。

人形に殺されるかもっていうのはとても嫌だ。

ありそうでない発想だと思う。

なんか80年代のアメリカの雰囲気がとてもレトロで素敵に感じる。

その頃のいい味が画面に出ている。

これは、日本ではR15指定だったらしい。

そこまで過激なシーンはなかったように感じるが、人形が燃え上がる所なんかは、なぜかグロテスクに見える。

これは確かに、頭に残るインパクトの強さがある。

出ている役者の方は、キャサリン・ヒックスが、かろうじて見たことあるくらいで、他はあまり知らなかった。

むしろ子供が見た方がいい 追記:2023年5月9日

きっと、子供の頃に見ていたら、チャッキーが燃える所なんか、脳裏に焼き付いていたと思う。

これはR15指定だったらしいが、むしろ、こういうホラーは子供に見せた方が良い。

意味のない血なまぐささやグロテスクさではなく、ちゃんとストーリーもあるので、ましてや12歳~14歳なんか、見ても泣き叫ぶことなんてないだろう。

6歳くらいまでの子供だったら、ちょっと怖がってしまうかもしれないけど。

でも、あくまでも作り物で、チャッキーは悪いやつなので、悪いやつは罰せられるという、むしろ教育として悪くない気もする。

エンターテインメントとして、お化け屋敷的な要素として、むしろ子供に見せた方がいい。

その方が強烈に印象に残り、後々クリエイティブな何かの原点になるかもしれない。

私が子供の頃に見た「バタリアン」の首が取れたゾンビが走り回る映像は、強烈過ぎて鮮明に今でも頭に焼き付いている。

それが何の役に立っているのか?と問われれば、何の役にも立っていない、とも言えるが、極端な非日常のイメージの代表として、私の頭の片隅にストックされている。

というか、もうこびりついて取れなくなっている。

そもそもホラーというジャンルの大部分の作品が、大人が見ても、という感じは否めない。

ホラー好きなオタク的大人はいるけど、ホラーという作品は基本的に子供やティーンエイジャーのためにある気もする。

この作品も、本当に怖いというよりは、全編にわたって軽快さやB級さが漂っていて、さらに今となってはレトロですらある。

なので、お化け屋敷の映画版として、適当に見る感じが良いかもしれない。

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