サスペリア 英題:Suspiria
監督-ダリオ・アルジェント 1977年 99分
脚本-ダリオ・アルジェント
出演-ジェシカ・ハーパー、アリダ・ヴァリ、ジョーン・ベネット、他
”見て損はない☆3”理由と考察、その感想
レトロなお化け屋敷のに入った感じ
イタリアのホラー映画サスペリア。
とにかくバックミュージックが印象的で耳に残る。
味のあるレトロなホラー映画という感じだ。
映像技術があまり進んでいなかった1970年代にしては、頑張った方なんだろうと思う。
全編にわたって、特徴的な音楽も合わせて、不気味な雰囲気が続いていく。
怖さが身に詰まる、ゾクっとするということもあまり感じないまま話が進んでいく。
技術的に作り物と分かってしまう映像があったりするのもあるし、狂気的な人物が主人公を追い込んでいくわけでもない。
真相は最後にならないと分からないが、それを知っても、全てがつながって怖くなるというわけでもない。
ところどころ不可解な事件は起こるが、あからさまにお化けや幽霊がラストまで出てくるわけではなく、薄気味悪い雰囲気がひたすら続いていく。
その雰囲気と、色鮮やかな映像、特徴的な音楽も含め、遊園地の古いお化け屋敷に入ったような感じだろうか。
子供のころ入って怖かった、レトロで懐かしい味のあるお化け屋敷。
そういう意味で貴重な作品かもしれない。
真相がどうの、演出がどうの、怖さがどうのいうのは無粋かもしれない。
もし小さいころに見たら、なんか確実に脳裏に焼き付きそうだ。
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