映画「インクレディブル・ハルク(2008)」を“見て損はない”理由と考察、その感想

③観て損はない☆3

インクレディブル・ハルク  英題:The Incredible Hulk

監督-ルイ・レテリエ 2008年 112分

脚本-ザック・ペン

出演-エドワード・ノートン、リブ・タイラー、ティム・ロス、他

「インクレディブル・ハルク」のあらすじ

ブルースは研究者として兵士の肉体強化の研究を行っていた。

研究の実験体として自分自身の体を選ぶが、失敗し、筋肉隆々の緑の巨人に変身してしまう。

その力を危険視されたバナーは、軍から追われることになり、リオデジャネイロのスラム街に逃げ隠れ潜伏していた。

脈拍が200を超えると変身してしまい、自分でも制御できなくなってしまうバナーは、なんとか感情を抑制することで変身をコントロールできないか、模索し続けていた。

そんな中、隠れながらも働いていた工場の商品のジュースに、誤って自分の血を混入してしまう。

それを飲んだ老人に変化が現れ、軍にブルースの居場所が割れてしまう。

ブルースの隠れ家に、精鋭の熟練兵士ブロンスキー率いる特殊部隊が突入して来る。

そこから、幾度となくブルースと軍との壮絶な戦いが始まる。

ハルクと呼ばれる怪物に変身して、戦車やロケット弾をものともせずに戦うブルース。

そんなブルースを心配し、なんとか助けようとする恋人ベティ。

ベティの父親で、ハルクの力を利用するため、全てを指揮する軍の将軍ロス。

ハルクの力が欲しくて、自らも怪物に改造してしまうブロンスキー。

それぞれの思いが交錯し、事態は深刻になっていく・・・・

果たしてブルースの運命は?・・・

“見て損はない☆3”理由と考察、その感想

独特のアクションも見どころ

これは、テレビでやっていたものを二回見た。

アクションが迫力がありすぎて、見てしまう。

話としてはなんら難しいことはなく、見てるとあっという間に終わってしまう。

ただ力が強いというだけじゃなく、パトカーを真っ二つにしてそれをグローブ代わりにする、大きな手を力いっぱい叩くことで風を起こす、地面を殴って衝撃を伝えるなど、ちょこちょこ工夫があり、面白い。

男は力にあこがれる生き物らしいが、自分もこんなヒーローにくすぐられてしまう。

しかも、変身したハルクの性格、言葉はほとんどしゃべれなく野獣のような感じだけど、人を助けたりする優しいところもある。

そんなヒーローはあまりいないかもしれない。

日本でいうならゴジラとかガメラに近いのか?

それぞれのキャラクターも設定がしっかりしていて、わかりやすい。

特に、化け物に自ら改造してしまうティム・ロス演じるブロンスキーがとてもいい味を出している。

考え方がおかしくて強くて悪役だけど、ただの悪じゃない、雰囲気のある悪役だ。

感じは、レオンに出てきた若かりしゲイリー・オールドマンに似ているような気がした。

ティム・ロスの映画はちゃんと見たことがないのだが、こんな雰囲気も出せる俳優だったか。

ティム・ロスの出演作も見てみないとなと思った。

エドワート・ノートンもリブ・タイラーも、それなりに悪くなかった。

CGが多いので、後半はアニメちっくな感じもする。

ハルクが悲しみなど様々な感情をこめて雄たけびを上げたりするところなんかは良い。

しかし、最後に技を出したとき、本人が「ハルクスマッシュ!」と言っていたのが、ちょっと嫌だった。

「必殺技名言った」みたいな感じがしてしまったので、周りが勝手に命名するのは良いが、自分で名前を付けるのはちょっと意味が違ってくるんじゃないかな?なんて思った。

まあ、あまりそういう細かいことは抜きにして、娯楽として楽しめる作品なんだろう。

ラストシーンも、良いポジティブな終わり方だと思った。 

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