見どころ→ヒースとジェイクの繊細な心の動き。
監督-アン・リー 2005年 134分
出演-ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ、他
あらすじ
アメリカの山中で、放牧の仕事をしていた二人の男。
寝泊りを一緒にするうちに恋仲になり、いったん分かれてお互いに普通に結婚するが、お互いが忘れられず、密かに関係が続いていく、同性愛者の恋愛。
感想
同性愛の話だとは知らずに借りたが、良かった。
序盤の山中の静かな時間が流れる映像はとても美しい。
序盤の二人のじゃれあいは、見ていて学生の頃を思い出すようで、懐かしい気持ちになった。
ただの男同士のじゃれあいじゃなかったのは後々わかることになるが・・・。
途中から、二人が接近して恋仲になっていく。
二人の気持ちの流れや感情、変わっていく周りの環境なども、とても細やかに描かれていて、リアルに感じられる。
同性愛だとか関係なく、濃厚な人間ドラマになっている。
ヒースレジャーの演技がとても良い。
仕草一つ一つが、感情が入っているというか、なにかが宿っているような感じがする。
ヒースレジャーが映画中で、若い青年から娘を持つようになった50くらいの父親まで、特殊メイクを駆使しながら一人の人間の半生を演じている。
こんな味のある雰囲気を出せる俳優はあまりいないと思う。
まだ若いのに亡くなってしまい、とても残念だ。
ヒースレジャーの演技をもっと見てみたいと思った。
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