七人の侍 英題:Seven Samurai
監督-黒沢明 1954年 207分
脚本-黒澤明、橋本忍、小国英雄
出演-三船敏郎、志村喬、木村功、津島恵子、加藤大介、宮口精二、他。
映画「七人の侍」の簡単なあらすじ
戦国自体のとある村の住民は、戦にあぶれた武士たちが野武士となり、村の金品や農作物を奪いに来ることを恐れていた。
今年も大勢の野武士が村を襲いに来るという情報を察知した村人たちは、なんとかして回避すべく、戦ってくれる侍をスカウトすることを決めるも、中々見つからずにいた。
ある日、農家を襲った盗賊を、通りすがりの勘兵衛という浪人が見事な手際で制圧する、という出来事が起きる。
それを見ていた村人は、勘兵衛に村を助けてくれないかと依頼し、事情を察して引き受けることにした勘兵衛は、少なくとも7人は侍が必要だと告げる。
6人までは順調に集まったが、7人目は、およそ侍とは思えぬ粗雑な振る舞いの男だった。
“今すぐ見るべき”理由と考察、その感想
長時間だけど、飽きずに見られる
207分、約3時間半だけど、長さを感じさせない。
白黒でしんどいかな?とか思っていたが、食い入るようにみているうちに時間は経っていた。
白黒でも、カラーでも、面白いものは面白いと感じさせてくれる。
エネルギッシュな三船敏郎
三船敏郎のエネルギーがこっちにも伝わってくる。
荒々しくも勇敢な武士を見事に演じている。
非常に濃いキャラクターだ。
三船敏郎が、子供たちの前でおどけるシーンがある。
俳優がわざとおどけているような演技を色んな映画でよく見るが、三船敏郎はその場で本当に子どもたちを笑わしているように見えるので、実にリアリティがある。
もともと持っている才能なんだろう。
作ったわけではない明るさと言うか。
世界の映画人に影響を与えた
この映画は、いろんな著名人・監督に影響を与えているらしい。
荒野の7人やスターウォーズのモチーフになったり、監督でいえばスティーブン・スピルバーグやジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシもこの作品が好きらしい。
スコセッシなんかは、黒澤明のフィルムを手に入れ、いかに編集されているかを徹底的に学んだらしい。
それも納得できる。
コメント