見どころ→知的だが残虐なローレンス・オリビエの拷問シーン。
監督-ジョン・シュレシンジャー 1976年 125分
出演-ダスティン・ホフマン、ローレンス・オリビエ、ロイ・シャイダー、他
あらすじ
マラソン好きな大学院生が、ナチの残党の密輸事件にひょんなことから巻き込まれて、解決するために奮闘する。
感想
おじさんのダスティンホフマンが大学生を演じている。
若々しいしゃべりかたの、老けた学生だなって感じ。
ちょっと古めのこのぐらいの映画は、とても雰囲気が好きだ。
話し自体は、なんかよくわからないうちにどんどん展開していく。
マラソンがキーポイントになっている訳では決してない。
見どころは、ローレンス・オリビエの老獪な演技。
残虐な悪党を、紳士的な感じで演じているのが、こいつは本当に悪い奴だなと思わしてくれる。
特に、ホフマンを拷問するところは、見ていて実に痛々しい。
たけしの「アウトレイジ」でも、組長が歯医者で拷問されるシーンがあるが、こっちが本家なんじゃないかなとも思う。
制作は、ロバート・エヴァンズというプロデューサー。
この映画でも、ダスティンを説き伏せて出演させたらしい。
ダスティンとは仲良しで、「くたばれハリウッド!」という映画で、そこらへんを本人が語っている。
ローレンス・オリヴィエの怪演は見どころだが、話の進み方が少し雑な感じがして物足りなさを感じた。
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