見終わると爽快な気分になるアクション映画5選

こぼれ話

見終わると爽快!

見終わると爽快な気分になれるアクション映画5作品を選びました。

見てない人はぜひチェックして欲しいと思います。

気持ちが上がること間違いありません。

良いものがあれば、随時追加していきます。

それぞれの作品の感想は個別にも書いているので、そちらも見ていただけたらと思います。

「96時間」

監督-ピエール・モレル 2008年 93分

主演-リーアム・ニーソン

リーアム・ニーソン主演のアクションです。

理不尽に強盗に拉致された娘を父が救い出すために冷静かつ怒りに任せて暴れまくります。

CIAも退職し、離婚して細々と一人で暮らしていたブライアンは、たまに娘と会っていましたが、元妻からは邪険に扱われていて、いわゆるうだつのあがらない日陰の中年オヤジです。

そんなブライアンが、娘が拉致される直前、娘の携帯電話を通して犯人と話すのですが、「私には特殊能力がある。今からお前たちを捕まえに行く。」と犯人に告げる所はしびれます。

あまりに冷静で心強いブライアンの姿に、取り乱すだけの元妻は圧倒されてしまう。

この時点でもう気持ちが良い。

そして、わずかな手がかりから本当に犯人にものすごい早さで近づいていく様は小気味よく、気持ちが良いです。

リーアム・ニーソンの懐の深い人格と相まって、実にリアルに強い人間を感じさせてくれます。

「コマンドー」

監督-マーク・L・レスター 1985年 92分

主演-アーノルド・シュワルツェネッガー

アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクションです。

元特殊部隊の隊長が、自分に恨みを持つ武装集団に拉致された娘を取り戻すためにありとあらゆる武器を使って一人で武装集団に真っ向から向かって行く超肉体派アクションです。

96時間の知的なブライアンと違って、メイトリックスはとにかく不器用に、体一つで向かって行きます。

電話ボックスはひねり潰すし、車にはねられてもお構いなし、とにかくその鍛え上げられた肉体の力を使って雑に敵に向かって行きます。

敵の陣地に入って、マシンガンやロケットランチャー、手りゅう弾やナタまでなんでも使って、武装集団を一人で追い詰めていく様はド迫力。

こんな親父はちょっと怖い気もしますが、シュワちゃんの筋肉が格好良すぎる。

これほど肉体を前面に押し出したド派手アクションは後にも先にもありません。

「ランボー」

監督-テッド・コッチェフ 1982年 97分

主演-シルベスター・スタローン

シルベスター・スタローン主演のアクションです。

ベトナムから帰ってきた兵士のランボーが、身なりが怪しいというだけで理不尽に警察に尋問、拷問され、山に逃げ込んだランボーは一人で警察と戦います。

簡単に捕まると思っていた警察はランボー一人に予想外に苦戦し、戦いは街に移り、次第に追い詰められていきます。

最初なめた態度でかかった警察の顔が、ランボーのしぶとさに次第に青ざめていく様が心地良いです。

街の明かりがどんどん消えていき、警察がいる事務所も停電し、「ランボーの仕業だ」と察知する所はなんともゾッとする所。

ベトナム戦争というテーマが入っていますが、エンターテインメントとしても面白いアクション作品です。

「カンフーハッスル」

監督-チャウ・シンチー 2004年 95分

主演-チャウ・シンチー

チャウ・シンチー主演のアクション。

中国のあるさびれた集落を襲おうとした暴力団はあっという間にその村人に返り討ちにされてしまいます。

普通の人に扮して武術の達人達が住んでいたその集落と、暴力団の本格的な闘いが始まり、極限の死闘が始まります。

この人は普通の人だろうと思わされていたのが次々に破壊され、実はめちゃくちゃ強かった、というのが実に気持ちが良いです。

え、この人まで強かったのかと、予想を裏切られ、その華麗な闘いぶりに魅了されます。

CGをふんだんに使った作品ですが、本当にありそう、あって欲しいと思わしてくれる使い方で、非現実ですが理解できる、気持ちが良い使い方です。

「隠し砦の三悪人」

監督-黒澤明 1958年 139分

主演-三船敏郎

三船敏郎主演のアクションドラマ。

戦に敗れた国の姫が家臣と一緒に財宝をもって、同盟国に逃げようとします。

道中財宝を盗もうとした百姓も一緒になって、自分たちを捕まえようとする敵国の目をかいくぐり、時に騙し、闘い、助け合い、なんとかゴールを目指そうとするエンターテインメント大作です。

139分と気持ち長めですが、長く感じさせずに爽快感が残ります。

三船扮する六郎太が、馬に乗った状態で刀を両手で持ったまま敵に向かって行くシーンは、シンプルですが格好良すぎる。

刀を持つのに合わせて音楽がかかるあたりも、さすが演出を心得ているなと感じます。

ドラマの要素も大きく、頑固ですが気高い姫や、それをうまく動かす家臣、翻弄される百姓二人のコミカルさ、男気のある敵国の侍など、アクションのみならずドラマとしても見応えがすごい。

最後のシーンは実に映像的にも美しいシーンとなっていて、静かな感動に包まれます。

「スティング」

監督-ジョージ・ロイ・ヒル 1973年 129分

主演-ポール・ニューマン

ポール・ニューマン主演のアクションドラマ。

一線を退いた伝説の詐欺師が一人の若者のために、ギャングと悪徳警官を相手取り、超大掛かりな詐欺を仕掛けて追い込んでいく痛快アクションです。

小ズルい詐欺をして日銭を稼いでいた青年フッカーは、ある日金を騙し取った相手がギャングの手下だったことから、詐欺師の師匠であるルーサーが殺されてしまい、なんとか仕返しがしたいと、伝説の詐欺師ゴンドーフに相談します。

フッカーの悔しい思いをくみ取ったゴンドーフは、かつての詐欺仲間を集めるのですが、その仲間たちが、老人も交じっていたりと老獪な連中で、とても大きなことを出来るような感じに見えないのがまた面白いです。

仕返しといっても暴力を使うわけではなく、演技や小道具を駆使し、騙される状況を徹底的に作り出しはめていく様は気持ちが良すぎる。

見ているこっちも騙されて、ここまでやっていたのかと最後まで思わされるので、実に気持ちが良い終わり方です。

ポール・ニューマンも老獪だし、見事な演技で騙していく様はしびれます。

派手な肉体アクションではないですが、重厚さもありつつ格好良さと面白さ、気持ちよさまで感じさせてくれるこんなエンターテインメント作品はこれ以外にありません。

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