映画「ホステル(2006)」が“物足りない”理由と考察、その感想

④物足りない☆2

ホステル  英題:Hostel

監督-イーライ・ロス 2006年 94分

脚本-イーライ・ロス

出演-ジョイ・ヘルナンデス、デレク・リチャードソン、三池崇、他

映画「ホステル」のあらすじ

ある3人の青年バックパッカーは、ヨーロッパの田舎町のホテルに泊まる。

そこでは、若い美女と相部屋になったり、一緒にサウナに入ったりと、求めていた欲望を満たしてくれる期待があった。

サウナやクラブで旅の楽しみを謳歌する三人。

しかし、次の日になってみると、一人がチェックインをして出て行ってしまったという。

おかしいと感じながらも、探すが見つからず、次の日になっているとまた一人いなくり、パクストン一人になってしまった。

ここは確かに観光地だが、普通の町ではないことに気づいていくパクストン。

事情を知っていると思われる女性客に話を聞き、その女に連れられるままにある建物にたどり着く。

何者かに捕えられてしまうパクストン。

そこは、旅行者など様々な人が捕えられ、拷問が行われている場所だった。

この人物たちは誰なのか?なぜこんなことが行われているのか?

仲間たちはどこに?果たしてパクストンは生きて帰れるのか?・・・

“物足りない☆2”理由と考察、その感想

主人公たちをあまり好きになれない

制作総指揮を、クエンティン・タランティーノがやっているらしい。

勝手にタランティーノが監督していると思って借りてしまった。

怖いという評判を聞いていたが、怖くはなかった。

後半に、拷問シーンでちょっとグロテスクなシーンが出てくる。

しかし、見ていられない、というところまでは行かなかった。

拷問のクラブの会員として、三池崇が出演している。

見ていて全然気づかなかった。

本人役らしい。

グロテスクなシーンはあるが、それよりももっと恐怖感を煽られたかった。

なんとなく、話の先は想像できるというような感じで。

主人公たちがもともと軽い感じで遊びに来ている人たちだから、そうなってしまったとしても、そこまで酷いとは思わない。

因果応報とまではいかないが、うまい話や楽園なんかはないというか。

ただ遊びに来ていた青年たちが事件に巻き込まれたというよりも、遊びではないしっかりした理由でたまたま来ていたら巻き込まれ・・・という方が、見ている側も見入ってしまうかなとも思った。

例えば昔お世話になった人に会いに来たとか、実はその人が裏で糸を引いていたとか、なんか分からないが。

もう少し登場人物たちに心を惹かれるところがあっても良いのかな?と思った。 

そうでなければ、引き込まれないまま、彼らがやられていくのを見ているだけになってしまう。

もしくは、彼らがとっても悪ガキたちで、見ていてスカッとする、要素が入っているのなら、それはそれで面白い。

どちらでもないので、全体として薄いホラーになっていると思う。

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