ドラマ「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~(シーズン1)」を”観て損はない”理由と考察、その感想

③観て損はない☆3
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  1. ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~(原題:Reacher)
  2. ドラマ「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~」のあらすじ
    1. 「第1話-マーグレイブヘようこそ」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想
      1. 田舎町に降り立った謎の大男、ジャック・リーチャーが殺人事件で逮捕される
      2. 魅力的な主人公、ジャック・リーチャー
      3. 警部補、女性警官、リーチャーの三者のドラマが良い
      4. マッチョすぎるリーチャー
    2. 「第2話-初めてのダンス」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想
      1. 第2話で起きた主な出来事
      2. 署長が殺される、いつの間にか中心にいるリーチャー
      3. 深いリーチャーの会話
      4. 抑えて欲しかったリーチャーとロスコーの親密さ
    3. 「第3話-スプーンいっぱい」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想
      1. 第3話で起きた主な出来事
      2. 3人のチームだけで捜査を進める
      3. 主要キャストに人間味が出てきた
      4. 追っ手を容赦なく葬るリーチャー
    4. 「第4話-木の中」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想
      1. 第4話で起きた主な出来事
      2. アクションもドラマも盛り上がってきた
      3. 悪に容赦しないリーチャー
      4. 控えて欲しいロスコーとの親密さ
      5. 囮になったリーチャーに怒るロスコーは良いが、もったいない
      6. 次第に明らかになるジョーの人柄、突然のモリーの死
    5. 「第5話-謝罪なし」が”オススメ☆4″の理由と考察、その感想
      1. 第5話で起きた主な出来事
      2. 重厚で盛りだくさんの5話
      3. 手が早いリーチャー
      4. リーチャーの冴えるプロファイリング
      5. リーチャーをかばっていたジョー
      6. 署長を殴ったロスコーは格好良い
      7. リーチャーと優秀な元部下ニーグリー
      8. フィンリー警部の体を張った捜査
    6. 「第6話-紙」が”観て損はない☆3″理由と考察、その感想
      1. 第6話で起きた主な出来事
      2. 語られる3人の過去、悪どいクライナー
      3. 悲しいフィンリーの過去、突き放すリーチャー
      4. 凄腕の銃の腕前を持つロスコー
      5. クライナーにはめられた気の毒なハブル
      6. 国を揺るがす大事件の様相を呈してきたクライナー事件
      7. 無理矢理苦戦したリーチャー
    7. 「第7話-リーチャー何も語らず」が”オススメ☆4″の理由と考察、その感想
      1. 第7話で起きた主な出来事
      2. 真相に近づき、アクションもどんでん返しもある話し
      3. フィンリーは犯人か否か
      4. 迎え撃つのは格好良いが、わざとてこづったリーチャー
      5. 点と点がつながっていく謎
      6. 気持ちの良い惹きつけられるラスト
    8. 「第8話(最終話)-パイ」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想
      1. 第8話で起きた主な出来事
      2. ついにリーチャーが悪を成敗する最終話
      3. ワクワクする最終決戦前
      4. それなりだが、比較的普通の最終決戦
      5. 粋なラストシーン
      6. ドラマ「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~(シーズン1)」を見終えて

ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~(原題:Reacher)

原作-リー・チャイルド 制作年-2022年 制作国-アメリカ

製作総指揮-リー・チャイルド、他

撮影監督-ロナルド・プランテ

制作-スカイダンス・テレビジョン、アマゾンスタジオ、他

出演– アラン・リッチソン、ウィラ・フィッツジェラルド、マルコルム・グッドウィン、他

ドラマ「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~」のあらすじ

マーグレイブというアメリカの平和な田舎町で、2人の男性が殺された事件が起きる。

その殺人事件の容疑者として、街のレストランで逮捕された寡黙な大男。

ジャック・リーチャーと名乗るその男は、身分証やクレジットカードは持たず、SNSもやらず、社会的な記録も全く出てこない謎の男だった。

リーチャーは、数少ない事件情報から、犯人像や犯行の手口を瞬時にプロファイルして見せ、警部を驚かせる。

不思議な男、リーチャーの容疑は晴れぬまま、自分が犯人だと名乗る、ハブルという人物が現れる。

誰かをかばうために犯人を名乗った、と踏んだ警部は、リーチャーとハブル2人とも刑務所に送ってしまう。

その後、軍への問い合わせによると、ジャック・リーチャーは、元陸軍の特別捜査官で、十数人の仲間を救い出し、数々の勲章を授与されている、軍の英雄であることが判明し、それを部下から聞かされた警部は、しばらく辞めていたタバコを吸い出すのだった。

「第1話-マーグレイブヘようこそ」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想

田舎町に降り立った謎の大男、ジャック・リーチャーが殺人事件で逮捕される

一時は殺人事件の容疑者として逮捕された大男が、実は社会的にも、オンライン上にも存在しない、伝説的な軍の英雄であり、特にわめき散らす訳でもなく、自分に降りかかった火の粉を次々に振り払っていく様は痛快さがある。

理不尽に勾留を続ける頭の固い警部補もそれなりに味があり、二人を取り持つ冷静な女性警官の三者のドラマがリアルで良い。

警部補の粘着的な性格のせいで、しぶしぶ協力していたリーチャーがだったが、2人目の殺人事件の被害者が自分の兄であることが判明し、事件の解明に前のめりになった所で終わるラストシーンは、次の話が気になる第一話の終わり方で良い。

まだめちゃくちゃ面白い訳では無いが、派手なアクションシーンも入っているし、サスペンスアクションドラマとしては、さほど引っかかる部分も少なく、気軽に見れるエンターテイメント作品だと思う。

魅力的な主人公、ジャック・リーチャー

孤高のアウトローである主人公のジャック・リーチャーは、その設定や振る舞いが魅力的で面白い。

軍では何人もの命を救い、勲章をたくさん授与されている凄腕の捜査官、軍人であったにも関わらず、若くして年金で暮らし、住居も携帯も持たず、人とのつながりも作らず、孤独に気ままてで悠々自適に生きているのは、良い変わり者感で興味を惹かれる。

好きな歌手、ブレイクの聖地巡礼をし、有名なピーチパイのためにわざわざバス停ではない場所で降りて食べに行くなど、お茶目でかわいらしい面もある。

レストランの前で、女性に暴言を吐いていた男を、ずっと見続けて謝らせるなど、正義感のある強さを含んだ、独特な振る舞いが格好良い。

間違えて逮捕される時も特に暴れず、罪は認めないものの、焦ったり、自分は軍の英雄だ、などと特に自分から言わない感じも良い。

刑務所にぶち込んでから、リーチャーがとんでもない経歴を持った軍人だったと判明し、警部補が青ざめ、禁煙をしていたタバコを思わず解禁してしまう感じは痛快だ。

容疑が晴れた後、牢屋から出る時に結束バンドを素手で破って見せたが、いつでも破れるのに、あえて従っていた感じが余裕たっぷりで良い。

少ない情報の中から、次々に矛盾点や抜け穴などを見つけ、犯人像や犯行の手口などをすぐに浮かび上がらせてしまう推理力も格好良い。

警部補がボストンの気取り屋と他の警官から言われていたこと、貧乏ゆすりや服装、匂いから、離婚していて復縁を迫っていること、禁煙中であることを見事に当ててしまう。

確かにそうかも、と思わされることを言っているし、言葉で確実に相手にダメージを与えている感が良い。

刑務所で絡まれた時に、派手なアクションシーンも披露しているし、知的にも肉体的にも強い格好良いヒーロー像ではあると思う。

警部補、女性警官、リーチャーの三者のドラマが良い

リーチャーと、リーチャーを中々認めない警部補、両者を取り持つ女性警官の3人のコンビドラマが悪くない。

性格は違うが、各々ポリシーがあってそれぞれ強さがあり、ただのセリフのやり取りではない生感、闘いがあるので、十分見ていられる。

当たり前だが、日本人がよくやる置きにいったセリフなどなく、三者三様ちゃんと感情が出て、それをぶつけていて良い。

この3人のコンビ感、関係性さえなあなあにしなければ、これを基にして、無限に新しい話を作っていけるはずだ。

アクションや犯罪の規模、巧妙なトリックやストーリー展開などよりも、むしろここが肝だと思う。

生真面目で権力を振りかざしたい警部補、上司に従順だが兵隊ではなく、間違ったことは指摘する、バランスの取れた警官、自分の正義を貫くためには手段を選ばず、二人を揺さぶっていく元軍人、と、3人は良い関係性だと思う。

性格は違うが、それぞれ自分の正義をそれなりに貫こうとしていることに変わりはない。

仲良しのチーム感よりも、ケンカしながらのチーム感の方がどれだけ見応えがあるか分からない。

そういう設定である、ということだけでなく、演技自体があざとくなくリアルである、ということも重要だろうが。

マッチョすぎるリーチャー

リーチャーの人物設定や会話劇など、リアル感があり面白く見れそうなドラマであるが、リーチャーがマッチョすぎる感じに違和感を感じる。

日々その日暮らしでモーテルなどを転々としているのはずなのに、どうやってその無駄なまでに鍛え上げられた肉体を維持しているのか分からない。

明らかに日々厳しい鍛錬をし、タンパク質を大量に摂取している肉体である。

ゴールドジムがある場所を狙って移動しているのか?

経歴を残さないんだから、きっとジムにも入会していないはずだろう。

ここまでボディメイクされた肉体など、実戦では邪魔でしかないだろうし、マッチョでも良いが、もう少し精悍で細マッチョよりの、削ぎ落とされたリアルなマッチョにして欲しかった。

ピチピチのTシャツを来ているのも大分引っかかる。

仮にマッチョだとしても、それを隠すような服を着ていて、ひょんな時に鍛え上げられた肉体が垣間見えるなら格好良いが、むしろ肉体を見せに行っている感じに見えるのが深みがない。

彼もまだ若いということか?

ロスコーと一緒に古着屋で服を買い、試着室で着替えている時、会話の途中でわざわざ試着室のカーテンを開けて、上半身裸の姿をロスコーに見せつけたのはなぜだ?

話に熱中してつい、とかでも、怒っていてどうしても面と向かって言いたいことがあった、とかでもなく、明らかに開ける必要のない場面で、さらっと開けているのが、変態チックだ。

鍛え上げた肉体を見せたかったとしたらしょうもない。

序盤で、ただ見ているだけで暴言を女性に吐いていた男に謝らせたのも、そのムキムキの肉体で言外に威圧している様にも見えてしまうので、そのあからさまな肉体が邪魔である。

その筋骨隆々さを全く隠そうとしないのは、敵に余計な情報を与えていることになり、秘密主義であるリーチャーの人間像には合わないと思う。

刑務所でのアクションシーンも、力を使わない、洗練された体術で巧みにいなしながら、近くにあるものを利用して勝ってしまう、とかではなく、真っ向からのパワー勝負に近いので、なんだかなぁ、となってしまう。

警告はしていたけど、自分から殴っていたし。

パワーよりも、合気道的な、デンゼル・ワシントンのイーコライザーの様な巧みさを見せて欲しかった。

そもそも、原作の小説のジャック・リーチャーが、190センチを超える大男らしいのでもうしょうがないが、あまりに体格に恵まれている要素は、孤高のアウトロー感をぶれさせてしまうと思う。

アメリカ人はきっと好きなんだろうが、でかいから強いと思われたら台無しだし、マッチョでも良いから、それを隠すような恥じらいがあれば深かったのに、と思う。

それでも、会話劇が面白く、次の話が気になる第一話ではある。

「第2話-初めてのダンス」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想

第2話で起きた主な出来事

ハブルの家族に警告、河原捜索、モーテルで襲われる、犬に勝手に餌やり、モリソンが殺される、町長の演説、床屋の助言、パズルの家族をFBIに逃がさせる、スパイヴィーに返り討ちにされる、ロスコーとディナー、モーテルに泊まる、ロスコーの家が荒らされ警告される、兄の回想

署長が殺される、いつの間にか中心にいるリーチャー

2話では、署長のモリソンが殺され、警察署内に裏切り者がいることが示唆された。

ハブルの家族にも危険が迫っているので避難させ、リーチャーは自分の命を狙ったスパイヴィーを追うが返り討ちに遭い、手当てをしたロスコーとディナーに行くが、大雨で帰れなくなり、2人でモーテルに泊まった。

翌日、ロスコーの家に行くと、荒らされていて、犯人からの警告文を見つけ、物語は終わった。

2話に来て、警察署長が犯人グループに襲われるという急展開で、警察署内の人間も信用出来ない、というきな臭い事態になる。

リーチャーは警部補と時にはケンカしながらも、いつの間にか捜査の中心人物になってしまっている感じが面白い。

リーチャーがいなければ、警部補とロスコーは何も出来なかっただろう。

リーチャーが、相変わらず言うことを聞かず、危険も顧みず自分でどんどん動いてしまうのが良い。

終盤の、リーチャーとロスコーのちょっとしたラブシーンだけ余計だったが、このサスペンスに引き込まれ始めているのを感じる。

町長のティーンやクライナー、街の住民達、ハブルの家族やそれを逃がしたFBIなど、登場人物が増えたが、みんなあざとくなく、話がどうなっていくのか、ということに集中出来る。

あざとくない、というのは当たり前の事だが、日本ドラマとこうも違うものかと思わされる。

町長の集会で、町長に文句を言う住人たちすらリアルで良い。

どれだけ層が厚いのか、というより、これが普通なんだろう。

深いリーチャーの会話

リーチャーの振る舞いは、所々格好良く、ウイットにも富んでいる感じが味があって良い。

リーチャーが、河原で証拠を探していた時、兄はこうやって殺された、と分析する感じは格好良い。

通りすがりの家にいた犬が、水を欲していることを察して勝手に敷地に入り、水をあげてしまうのは少し怖い。

今朝水をやったという住人と口論になり、俺が嘘をついているのか?と言われると、ゆっくりと目を見て、そうだ、というのが、何も忖度しないリーチャーらしくて良い。

住人だろうが警部補だろうが、接し方は変わらない。

リーチャーの母親が言っていた通り、良い意味でも悪い意味でもトラブルメーカーなんだろう。

ハブルの妻と話をしている時、なぜ過去形なの?と聞かれたリーチャーは、ロスコーの、言ってはダメ、というアイコンタクトを振り切り、旦那さんは殺された、と言い切ってしまうのもリーチャーらしい。

未確定なことでも、おもんばかって嘘を付く、ということはせず、現実を見つめて、残りの家族を守れ、という感じが格好良い。

そして、不審な車が外に見えると、すぐに逃げるように家族に促し、家に入ってきた不審者に、ロスコーの腰にあった銃を奪って、不審者に向ける感じもさまになっている。

目の前の人を守る、ということに勝手に体が動いてしまう人なんだろう。

町長の集会で、住人が、まともな署長と警部を呼べ、と言うと、リーチャーが警部補に、君のことだ、と嫌味を言うと、住人が、ダイナーのケダモノは?と言うと、警部補がリーチャーに、君のことだ、とやり返す会話が面白い。

無理した作為感もなくて良い。

行きつけの床屋が、変なスペイン語を話す二人組が来たから気をつけろ、とリーチャーに助言し、リーチャーが俺を心配してるのか?と言うと、君がいなくなると売り上げが下がる、という床屋との会話は粋で良い。

人に心配されるほど弱くない、という自信から来るリーチャーの発言も普通ではないが、別に心配してない、と返す床屋も面白い。

リーチャーが警部補のフリをして、電話でスパイヴィーを呼び出したが、意図を読まれて返り討ちにされ、警察署で手当をされている時、リーチャーが、俺は悪くない、君の口調が真似しづらいだけだ、と警部補のせいにするのも良い。

こういったウィットに富んだ小粋な会話が、良いスパイスになってよりドラマを面白くさせるので、とても良い

抑えて欲しかったリーチャーとロスコーの親密さ

終盤では、ロスコーがリーチャーと、ディナーに行くが、この2人の甘い時間が余計だなと思った。

互いに2話目であまりに仲良くなりすぎ、心を許し過ぎだと思う。

意気投合したアメリカ人なら、あり得る距離の詰め方なんだろうが、リーチャーはそんな人間ではない。

ビールを飲むロスコーを見つめるリーチャーは、優しい人間だから微笑んで見ていた、というより、完全にロスコーに胸を射抜かれ、恋に落ちた様に見えた。

ダンスに誘われたリーチャーはしぶしぶだが乗ってしまい、2人は恋人のように頭を近づけた。

このドラマのシーズンの終わりあたりでこうならならまだ分かるが、2話ではどう考えても早すぎる。

ロスコーは確かに魅力的だが、リーチャーはもう少し真顔でいるべきで、むしろドギマギし、女性と接する感じが苦手とかなら可愛かったが。

それでも、この序盤ではリーチャーが簡単に応じるのが自然ではなく、踊りの誘いを断った方が良かった。

ケンカしたり、励ましたり、命の危険を一緒に乗り越え、事件が解決し、ようやくリーチャーが心を許し、人生で初めてのダンスをぎこちなく踊った、とかなら感動的だったかもしれない。

そうではなく、急に親密になる感じが、ステレオタイプなトレンディドラマ的な匂いがして、かなり冷めてしまった。

ロスコーも、まだ頭の何処かでリーチャーを疑い、完全に心を許すべきではない。

仕事では冷静な立場を取っていたが、あまりに変わりすぎだ。

その後、大雨で帰れず、2人でモーテルに泊まるシーンもそうだ。

好きなお菓子についてしゃべる2人の感じは、演技自体は自然だが、普通の恋人同士のような軽さを感じてちょっと残念だ。

服が雨で濡れているから、としても、服を完全に着ない状態で互いに普通に話し合う感じにも違和感がある。

リーチャーはやっぱりマッチョを見せたいのか?

お金がかかっても、もう一つ部屋を用意することは出来なかったのか?

大雨でモーテルは埋まっていたのか?

リーチャーは、高倉健とまではいかなくても、寡黙で、時には冷徹さも見せるアウトローなんだろう?

バーからのこの一連のシーンは、とてもじゃないがそんな風には見えない。

視聴者の色んな層を取り込むためには、こういう若者向けの要素も入れなければ、と思ってしまったのかもしれないが、リーチャー像をぶれさせる余計な描写だったと思う。

「第3話-スプーンいっぱい」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想

第3話で起きた主な出来事

ロスコーの恩人の銃をもらう、ジョーのいたシークレットサービスに話を聞く、被害者の弁護士に話を聞く、警部補がスパイヴィーの家で逮捕される、3人でご飯、クライナーに2人で話を聞きに行き警部補切れる、リーチャーの兄が罪を認めた、警部補がセースハウス作る、リーチャーがスパイヴィーの行きつけの店に聞き込み、あえて茂みに誘い殺害

3人のチームだけで捜査を進める

今まで銃を持たせてもらえなかったリーチャーは、ついにロスコーからゴツい銃を託され、3人は協力して殺人事件の解決に奔走していく。

リーチャーの兄は、シークレットサービスで通貨偽造に関する捜査をしていたことが判明する。

リーチャーは被害者の弁護士を力で強引にねじ伏せ、手掛かりを渡させ、警部補はスパイヴィーの家で、強盗に間違われ逮捕された。

クライナーにリーチャーと警部補が話を聞きに行くも空振りに終わり、3人はそれぞれセーフハウスを確保し、警部補はハブルの働いていた銀行のパーティーに潜入し、リーチャーはスパイヴィーの行きつけのバーに向かった。
信用できる人間が他におらず、この3人だけで大きな闇に挑んでいく感じが格好良い。

ただ事件が進むだけでなく、人間的なやり取りもありつつ進んでいくので、とても見やすい。

特に濃く、釘付けになる様なシーンはないが、それぞれのシーンに良いスパイスが散りばめられており、見てしまう。

3話まで見て、この先が気になってしまった。

主要キャストに人間味が出てきた

3話まで来て、警部補、ロスコー、リーチャーの人間像が深くなってきて良い。

リーチャーは相変わらずマッチョすぎるが、また他人の家に勝手に入り、犬にエサを与えていたのは面白い。

リーチャー、何をやってるんだ、と冷静に警部補にツッコまれるのも含めて良い。

こんなやつに目をつけられた犬の飼い主は、たまったもんじゃない。

犬を放ったらかしにしている飼い主が悪いが、多分恐怖しかないだろう。

まさに正義のアウトローだ。

警部補の、呆れたような、戸惑いも含んだ感じの言い方が自然で良い。

リーチャーと一緒にクライナーに話を聞きに行った警部補は、クライナーの態度にキレてしまい、暴言を吐いてしまうのを、リーチャーが横でニヤニヤ見ているのが面白い。

クライナーに、君は高学歴なのか、ボストン出身だからか鼻につく、なぜか住人とも馴染めていない、と嫌味を言われ、あなたは私の父じゃない、指図するな、部下に何か吹き込んだり、妨害するなら、尻から足を突っ込んで息の根を止めてやる、とすごむのは、口汚いけど格好良い。

警部補は善人ではないが、真面目でプライドがあり、自分より権力があるであろう人間にも屈さない感じが良い。

堅物だけど、そういう意味では信頼できるのかもしれない。

その後、リーチャーに、暴言は弱さの表れだ、と警部補がロスコーに言っていたことをそのまま返され、あなたは私の父じゃない、と警部補が言っていたことを真似されている感じもコミカルで良い

ロスコーは、自分の部屋が荒らされ、警告文があったにも関わらず、怯えるどころか、逆にブチギレていたのが良い。

ロスコーが怖がり、リーチャーが慰めるのが普通だが、そうではなく、私はCIAとFBIにもスカウトされたけど、落ちたのはバカげたことへ心理的耐性が低いからよ、これはバカげている、と、めちゃくちゃ怒ってリーチャーに詰め寄っていた。

さすがのリーチャーもそんなロスコーにちょっと引いている感じも面白い。

3人でランチをした時、ケンカしだしたリーチャーと警部補に、続けるなら座らせて握手させるわよ、食べるか片付けるかどっちかにして、と、上司もろとも圧倒する感じが、お母さん的な強い感じで良い。

三者三様、独自の感情があり、それぞれ味が出て来ている感じに愛着が湧くし、良いコンビネーションになってきて面白い。

ちなみにリーチャーの兄のジョーについての回想シーンも少しづつ描かれ、兄も弟リーチャーと同じく、正義感が強い人間であることが少しづつ分かってきている。

ちょっとづつだが、殺された兄の人間像が深くなってきているのが良い。

兄は、誰かを殴ってしまったことを軍の関係者に追及され、弟のリーチャーに、動揺しないように諭し、罪を認めた場面が描かれた。

きっと兄のことだから、理不尽なことをされた相手を殴ってしまったのかもしれない。

追っ手を容赦なく葬るリーチャー

リーチャーはスパイヴィー行きつけのバーに行き、尾行があるのに気づき、わざと追っ手を茂みに帯び寄せ、降りてきた二人組みを話も聞かずに後ろから殺してしまうのには少し驚いた。

足を打って口を割らせる、とかではなく、殺してどうするのか、と思った。

仮に二人組みが何か手がかりを吐いても、そうか、ありがとう、じゃあ死ね、と結局殺すならまだ分かるが。

しかし、2人とも銃を構えてリーチャーを探していて、殺しに来ていたのは明白なので、訓練された軍人なら口を割らない可能性もあり、兄の仕返しも兼ねて、殺してしまっても構わない、とリーチャーは考えたのかもしれない。

普通の正義のヒーローなら、多分殺さずに一応口を割らせようとする展開になるだろうが、いきなり殺すのが、普通のヒーロー像じゃない怖さがあって良い。

そしてその遺体をトランクに入れようとして、スパイヴィーの死体が見つかり、リーチャーが嘆いてこの話は終わるが、それよりも、二人組のポケットからお金らしき物を物色している様は、正義でも何でもなく、リーチャーに怖さを感じる方に目がいく、不穏な終わり方で良い。

悪に容赦しないどころか、リーチャーも悪にすら見えるので、このくらいぶっ飛んでないと、巨悪とは戦えないんだろう、と思う。

「第4話-木の中」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想

第4話で起きた主な出来事

死体を処理したリーチャー、ジョーのレンタカーチェック、ロスコーとリーチャーの口論、リーチャーのバクダッドでの過去明かされる、空港に死体を捨てに行く、ロスコーとリーチャーがホテルに泊まる、モリーと話す、ピート・ジョブリンの家を訪ねる、警部補町長に説教される、ピカードから情報もらう、ジョーのモーテルで荷物取りに行くが襲われる、ジョーとリーチャーの回想シーン、3人でジョーの残したメモ分析、リーチャーが探偵雇う、モリー到着するもすぐ殺される、

アクションもドラマも盛り上がってきた

4話は、アクション的にもドラマ的にもそこそこ面白かった。

リーチャーとロスコーのケンカも良いし、銃撃戦などのアクションも悪くなく、サスペンスとしても先が気になる。

リーチャーのバクダッドでの過去も明かされ、リーチャーが知り合いの探偵に協力を依頼したのも期待感があり、クライナーが偽札を作っていたことが示唆され、シークレットサービスのモリーが来て早々殺されたのも、より不穏な空気を醸していて良い。

リーチャーは相変わらずマッチョだし、ロスコーとリーチャーのラブシーンは余計で、ない方が良かったと思うが、全体としては、エンターテインメントとして、楽しめる回だったと思う。

悪に容赦しないリーチャー

リーチャーは、前話で殺した二人組の遺体をトランクに詰めたが、入らないからといって、足をバキバキに折って詰めていたのは怖い。

いくら敵でも、同僚としたら少し引いてしまう。

やっぱり、勝手に殺したことを二人に責められ、背中から撃ったことがロスコーにばれ、しっかり責められていたのが良い。

そこでロスコーに不審がられ、リーチャーはバグダッドでの過去を話さざるを得なくなり、子供に暴行していた民間人を殺していたことが明かされた。

前話で殺した二人組もそうだが、悪と断定したらすぐに殺してしまう冷酷さは、彼のことをよく知らない人からしたら誤解を招いてしまうんだろう

悪に対して冷酷なだけだとしても、そこが一人歩きしたら、怪物のような印象になってしまう。

バグダッドでの詳細を聞かされたロスコーは、もう疑いの気持ちはない、とリーチャーに返事をした。

ロスコーは、リーチャーの破天荒な行動も含め、真っ向から受け止めてぶつかるので、人間的でとても良い。
普通引くところを怒ることが出来るのは、魅力的な人物描写だ。

しかしロスコーは警察なのに、一緒に遺体を空港に隠しに行くなど、リーチャーに信頼があるから出来ることだが、もう後戻りは出来ない沼に足を踏み入れてしまっている。

警部補も同様だが。

絶対に真犯人を見つけなければ、この3人は不正に支配された警察に逮捕され、刑務所で過ごすことになってしまうので、背水の陣てはある。

控えて欲しいロスコーとの親密さ

空港に遺体を放置した後、リーチャーとロスコーは一緒にホテルのスイートに泊まったが、今度はあからさまなラブシーンがあり、 なんだかなぁとなった。

一緒に泊まる所から嫌な予感がしていたが、案の定だった。

20代の若者同士じゃないし、リーチャー像がどんどん崩れていくから、もうやめて欲しい。

ロスコーとリーチャーが偽名について廊下でしゃべる感じもイチャイチャ楽しそうで少し軽く、もう少し抑えて欲しかった。

どちらかというと、ロスコーよりも、リーチャーのしゃべりが楽しそうに見えてしまう感じがちょっと邪魔だ。

しゃべりは楽しそうでも、決して恋仲にならないならまだかわいいが、そのまま恋仲になるので普通すぎる。

もっと不器用で孤高感がなければ、深いヒーローにはなり得ない。

リーチャーは、人間関係は築かないんじゃなかったのか?

ロスコーは確かに魅力的だが、その掟を破るのが早すぎるし、破る葛藤も何もなかった。

普通の若者の恋愛みたいだ。

一応掟は作ったけど、たまたま今までそういう状況にいなかったから、掟が守られているように見えているだけで、実は心理的な効力は全くなかったのか?

せめて、恋仲になるのは、修羅場を一緒にくぐり抜けた後で、とか、物語の終盤でいいんじゃないか?

早めの方が、視聴率稼げるのか?

ロスコーも心を許しすぎている。

リーチャーは、兄についてモーリーと話し、兄を失った悲しみが再びこみ上げてきたとしても、ロスコーはもう十分寄り添っている。

ロスコーは、リーチャーの感じに惚れたのかもしれないが、やはりちょっと早い。

描写自体もあからさまで、家族と見ていたら最悪だったと思う。

アメリカではこれが普通なのか?

恋愛専門の映画ならしょうがないが、アクションやサスペンスには、そういう要素は基本的に不要で、あっても添える程度で十分だと思う。

人物像がブレるくらいなら、なおのこと控えて欲しかった。

囮になったリーチャーに怒るロスコーは良いが、もったいない

FBIのピカードに、ジョーが荷物を預けていたモーテルを教わり、ロスコーとリーチャーはそのモーテルに向かうが、待ち伏せされていたのか、殺し屋と銃撃戦になった。

そこでリーチャーは二人を相手に奮闘するが、残った一人に銃を向けられ、間一髪の所をロスコーの銃弾で救われ、その後に礼を言うリーチャーにロスコーが思い切りビンタしたシーンは良かった。

なぜ囮になったの? 私をか弱い女だとでも思ってるの? と、すごい剣幕で怒るロスコーに涙腺を刺激された。

リーチャーはあえて二人組に追われるように車の進行方向に飛び出し、一人で二人を相手にした。

ロスコーにしたら、自分が同等のチームメンバーとして見なされていないことはもちろん、全て一人で背負い込み、最悪自分だけ死ねば良い、ということなんて許さない、ということだろう。

本当にチームだと思っているからこれだけ怒れる訳で、普通は、助けてくれてありがとう、で終わりだ。

このドラマを今まで見てきた中では、一番熱いシーンだった、かもしれない。

頼れるものは基本強い自分しかおらず、孤独に生きてきたリーチャーにとって、こんなことを言われたのは初めての可能性もある。

しかし、殴られたリーチャーは少し不憫である。

なぜなら、リーチャーはロスコーがどれほどの身体能力か、戦闘における判断能力があるのか把握していないので、他者より極めて秀でた戦闘能力がある自分とロスコーを同等に扱う、というのは、 この時点ではかなり無理があったんだろうと思う。

把握していないのに、いきなり同等に扱ったら、それこそイカれているので、リーチャーとしては止むを得ない、正しい判断だったんじゃないか?

ロスコーとしては、二手に分かれようというのは嘘だったことが分かり、騙された気になったのかもしれない。

しかし、あの短い時間で、俺が囮になる、と嘘をつかずに言ってすぐ受け入れてくれれば良いが、もし拒否されたら、リーチャーはどうすれば良いのか分からなくなるから、嘘を付くしかなかったような気もする。

もしロスコーの銃の腕前がリーチャーを凌ぐもので、それをリーチャーも知っていたら、リーチャーが囮になる必要はなく、リスクの低い他の作戦を遂行出来たのかもしれない。

なので、リーチャーを殴った後に、私は射撃チャンピオンよ、あなたが囮になる必要はなかった、とか言うなら筋は通ったかもしれない。

競技と実戦は違う、とリーチャーが反論したって良い。

しかし、ロスコーにそんなスキルがあることは示されていないし、仮にあったとしても、それをリーチャーと共有しておかないのは、大きなミスである。

実際に銃を撃つ姿を見なければ、さすがのリーチャーも銃の腕前は測りかねるかもしれない。

なので、このシーンのやりたいことは分かるが、ロスコーが正当にリーチャーに怒れる確固たる背景をそれまでにちゃんと作っておくべきだったと思う。

CIAやFBIにスカウトされた、というだけでも足りない。

ロスコーの怒る演技自体はとても良く、本当に強く怒っているので、大分もったいなかったと思う。

ロスコーに、一緒に寝たことで関係性は変わらないと言ったわよね、とリーチャーに詰め寄られ、リーチャーは、ジョーなき今、一番大事な存在だから、的なことを言っていたが、それも早いと思う。

もしそうだとしたら、ロスコーに心を持っていかれすぎだ。

せめて、そうじゃない、君が足手まといだったからだ、くらい言った方が気持ちが良かった。

本当は好きでも、言葉にするのは野暮で、キャラクターに合っていないので、はっきり言う必要もない。

それに、本当は守る必要がなかったのに守りたかった訳でなく、守りたかったし守る必要があったので、ただ守りたかっただだけではない。

なので、そこら辺をはしょって、単にリーチャーがロスコーに気を使った、という様に見えてしまう描き方が、少し引っかかる。

リーチャーが強く反論しないのも、そういうことだろう。

今回のロスコーの銃撃で、彼女には度胸もあり、銃の腕前も一流であることが分かったなら、今後は、リーチャーも以前よりは、ロスコーに胸を借りる機会は増えるんだろうとは思う。

それでも、身体能力や軍隊の実戦経験や知識は、同等に扱うのはやはり無理だが、一人じゃないんだ、という安心感をリーチャーに与えることには成功した、と言えるかもしれない。

ロスコーの能力は置いておいても、その気持ちの強さ自体は大分格好良かった。

なので、もっと面白くなったんじゃないのか、とは思う。

次第に明らかになるジョーの人柄、突然のモリーの死

ジョーは成人としての姿は一切出てこないが、リーチャーの回想やモリーの話で、次第にどんな人間が分かっていく感じが悪くない。

子供の頃、リーチャーと一緒にいじめっ子達と闘ったり、自分が友人を殴ったことを認め、父を説得しようとするリーチャーをなだめたり、勇気もあるが冷静さもあり、リーチャーの正義感の強さは、ジョーからの影響を強く受けているんだろうと思われる。

成り行きを見守って黙っていたリーチャーに、本能的に黙っていたんだろう? きっとそれは合っている、という言葉は深みがある。

きっと、父の上司の息子を殴ったのも、いじめっ子の様に悪いやつだったからで、実はジョーは悪くないのかもしれない。

父の友人の軍人も、あいつは性格が悪い、とその上司のことを評していたので、きっとその息子もろくな奴じゃないんだろう。

クライナーの会社には、大量の牧草が運び込まれていて、リーチャーはそれに疑問を持ち、クライナーは偽札を作っているとも言っていた。

ジョーはシークレットサービスで通貨偽造の犯罪を捜査していて殺された事を考えると、その牧草には、実は偽札が入っているのかもしれない。

街の町長も頭が上がらない、事実上の支配者であるクライナーが、偽札を作っている、というのは何とも大きな事件になってきた。

真相に近づくにつれ、より大きな身の危険がリーチャー達に降りかかるであろうことは想像に難しくない。

リーチャー達はこの巨悪をどう成敗していくのか、期待感はある。

ちなみに、ジョーを慕い、情報提供をしにマーグレイブに来たジョーの部下のモリーは、電車で駅には来たものの、リーチャー達と会う前に殺されてしまったが、なんとなく殺されそうな感じだったので、驚きはなかった。

誰か内通者がマーグレイブ警察内部にいるようだが、実はチームの一員である警部補だった、ということはやめて欲しい。

ロスコーではないにしても、警部補はなぜボストンから来たのか、なども明かされておらず、まだ可能性が無きにしもあらずなので、クライナーに楯突いたのも全て芝居だった、などとなるとちょっと下がってしまう。

3人で街の巨悪に立ち向かう感じが格好良いし、良いトリオなので、そこは崩さないで行って欲しい。

「第5話-謝罪なし」が”オススメ☆4″の理由と考察、その感想

第5話で起きた主な出来事

犬の飼い主を殴って犬を連れてくリーチャー。
ハブルの家から車を借りるリーチャー。
牛の近くでハブルの靴の中にあった樹の実を見つけるリーチャー。
ロスコーの車が落書きされ、クライナーの息子を殴ってしまうリーチャー。
ロスコーが警察をクビになる。
ロスコーの恩師グレイが託した銃のケースに鍵があり、理髪店に預けた荷物に大量のクライナーの資料発見。
マーグレイブが偽札配送の拠点になっていること、沿岸警備隊のせいで偽札流通が滞り、クライナーは焦っていることを発見。
回想でジョーとリーチャーは殴った子供に謝りに行った。
リーチャーは探偵のニーグリーとレストランで再会。
釣り人と話をして、川を汚染させた会社の親会社がクライナーであることが判明。
ロスコーがグレイの他殺を確信して署長を殴った。
リーチャーとニーグリーは、川の汚染を調べていた捜査官を殺した犯人が誰か、メンフィス警察のオコイン巡査達と一緒に、殺し屋から話を聞き、それがヴァイキングであることが判明。
ロスコーはピカードの代わりにハブルの家族の警護につくことに。
メンフィス警察のオコイン巡査の相棒が暴走し、リーチャーとニーグリーは死にかける。
フィンリー警部がクライナーの会社に潜入、クライナーが死んでいるのを発見。

重厚で盛りだくさんの5話

今までで一番面白かった。

ハラハラドキドキさせられ、目が飛び出るほど面白くはないが、次の話は絶対見ようと思わす緊迫感、切迫感、期待感がある。

リーチャーに危険が迫るのはもちろん、ロスコーも署長を殴って追われる身になり、警部も一番の黒幕と思われるクライナーの会社に夜忍び込む、という破れかぶれ感が良い。

全員首の皮一枚しかない、後がない感じが、大丈夫か、どうなるんだ?と思ってしまう。

全8話で、5話の時点でここまで一番主要キャストが追い詰められ、先が気になる。

変な色恋的なシーンもなく、ハードな雰囲気が漂っていて良い。

手が早いリーチャー

リーチャーはいつも気にかけている犬の首が傷ついていることを見つけ、その飼い主である知らないおじさんをついに殴ってしまった。

こんなことあって良いのかと思うが、これはあって良い。

数々の修羅場をくぐってきたリーチャーの判断で、殴って良いと判断したんだから、きっと悪いやつなんだろう、と擁護したい。

フィンリー警部も、動物虐待は罪になる、と言っていたし、それを見逃しただけ優しいような気もする。

リーチャーは、ロスコーの車が落書きされたのをクライナーの息子の仕業と目をつけ、レストランにいるクライナーの息子の前に現れ、口論の末普通に殴ってしまった。

これに関しては、リーチャーがわざと息子を煽って殴らせて、正当防衛でやり返す、などという巧みさを見せて欲しかった。

俺はロスコーと2回も同じ部屋で寝た、お前は何年もかけてゼロか?あいつは背中のこことここにホクロがある、知らないのか?確認してみたらどうだ?とか言いながら、テーブルの下で足をぐりぐりして殴らせる、とか。

息子に挑発されて普通に殴ってしまうのはそのままの筋肉おバカさんだし、これでもし息のかかった警察官がレストランにいて、そのまま刑務所に連れて行かれる、となる可能性だって高かった訳だろう。

そうなったら終わりだった。

なぜか、クライナー自身が奥から出てきて仲裁に入り、フィンリーとロスコーも乗り込んできて、リーチャーから殴った、という客の証言があるにも関わらず、リーチャーは連行されるのを免れた。

ここでは、リーチャーが加害者とされているんだから、ロスコーとフィンリー警部は、もっと厳しい感じで、リーチャーを地面にふれひせさせて、パフォーマンスを見せるべきだった。

そこはちよっと甘かったと思う。

リーチャーの冴えるプロファイリング

リーチャーがプロファイリングで、ロスコーの恩師グレイは、ロスコーにメッセージを残したと突き止めるのは格好良い。

自分が自殺する1年も前に、形見などを渡すはずがない、髪がほとんどないのに、美容室に頻繁に行っていたのは髪を切るためじゃない、と推理するのは面白い。

その時は死ぬつもりだったけど、やっぱりやめた、とか、ただ店主としゃべっるのが好きだった、とかもあり得るので、偏見である、と言えばそうだが。

しかし、ロスコーが慕う人のことだから、自分で命を立つことなどしないし、美容室に行っていたのも意味がある、と考えれば、納得出来る。

そして形見の銃の箱から鍵を見つけ、それを美容室に持っていくと、店長がグレイから預かったカバンを出してきて、その中に、クライナーに関する大量の資料が出てくる展開は面白い。

謎へのドアが一つ空いた期待感があって良い。

リーチャーをかばっていたジョー

リーチャーが美容室の絵の額縁のガラスにマジックで書いた図を消しながら、リーチャーは子供時代を回想した。
書いたものを消すという細かい描写はなくても良さそうだが、ある方がリアリティがあって良い。

リーチャーは、ケガをさせた近所の友達に、兄と一緒に謝りに行ったが、兄はちゃんと謝ったが、リーチャーはむしろもっとやれば良かった、などと悪態をついてその場を去った。

主に兄が謝っていたので、兄がリーチャーの罪をかばったのに、それをリーチャーが台無しにしてしまった、ということだろう。

もう片方の目も同じ様に怪我させられなくてごめん、という痛烈な嫌味は、まさにリーチャーそのもので、もうこの頃からリーチャーは兄と違う個性が出始めていたのかもしれない。

まだ全然許してない、という強い態度が良い。

多分だけど、この殴られた側が大分悪いやつだった、ということだろう。

正義感の強いこの兄弟を怒らせる、というのは相当なことだ。

いつまたい何をしたのかも今後教えて欲しい。

署長を殴ったロスコーは格好良い

ロスコーはグレイの自殺に疑問を持ち、署の検視官にグレイの遺体写真を調べてもらうが、その時にちょっと辛そうにしている感じがリアルで良い。

それを見て、代わりに私が見ようか?と気づかう、検視官との会話も良い。

他殺であると確信すると、裏で手を引いているであろう署長をいきなり殴ってしまったのはスカッとした。

本当に感情がだんだん上がっていき、止められない感じに見えるので、自然で良い。

おかげで何か知ってることが署長にバレた、とフィンリーに怒られ、確かにとんでもないヘマではあるが、可愛げがあって良い。

ちなみに、殴り込みに行く前のロスコーに、リーチャーは、悪者に必要なのは謝罪じゃない、報いだなどと言っていたのが気持ち良い。

言葉だけの謝罪などいらず、自分の行いを見つめ、猛省し、それを背負って生きる辛さを知った上での謝罪でなければ、何も心に響かないだろう。

仮にそれが出来た所で、被害者は帰ってこず、クライナーのような極悪が心の底から反省する訳がないので、そんな奴には報いが必要なのはよく分かる。

リーチャーと優秀な元部下ニーグリー

リーチャーが、以前の部下と待ちわせもせずにメンフィスの街のレストランで再会してしまうのは面白い。

リーチャーは、ニーグリーが、観光客のいる繁華街、大人がいると目立つ大学周辺を避けた、交通の便の良い、割安なホテルに泊まり、その近くのチェーンでない手頃なレストランにいる、と踏んだ。

そこで実際に再会できたが、ニーグリーもまた、リーチャーがきっとそう考えるであろうと思い、このレストランで待っていた。

リーチャーが、ここだと思ったよ、と言うと、私がここだと思ったの、というセリフが格好良い。

会う前から闘いが始まっている関係性が面白い。

リーチャーの予想した安ホテルの予想は外れていたが、ニーグリーは、リーチャーは朝のフライトで機内食がないからレストランに直行する、と考えていて、完全にお互いの予想が当たっていたわけではなかったのもリアルである。

方法論は全く同じではなかったが、答えは一致していた。

また、ニーグリーはリーチャーを心配し、あなたが死んだら2倍悲しい、体が大きいから、というセリフは味があって良い。

ただ普通に心配するより、体が大きなことに関連して言う感じが粋である。

リーチャーはニーグリーと一緒にメンフィス警察のオコインと、情報屋に話を聞き、ヴァイキングという男が、環境保護庁の捜査官を殺した、と明かした。

そのクラブで、女性にセクハラをしていた男客に、リーチャーではなくニーグリーが叩きのめしてしまうのは格好良い

ニーグリーもまた、リーチャー同様正義の感の強い人間なんだろう。

そしてその帰り道に、オコインの同僚がオコインを車の中で殺して、リーチャーとニーグリーが抵抗して車が池の中に落ちる展開はハラハラした。

しっかり飽きないようにアクションが入っていて良い。

その後、新しい服に着替えているリーチャーはやはりマッチョすぎる。

どうやってこのキレのある体を維持し続けているのかは不明だ。

フィンリー警部の体を張った捜査

そして、終盤には、フィンリー警部がスタイナーの会社に忍び込む展開もハラハラした

もう破れかぶれで、切羽詰まっている状況が良い。

リーチャーは命を狙われ、ロスコーはマーグレイブを出禁になり、フィンリーも失敗したら確実に刑務所行きになる。

武闘派でないはずのフィンリーが、大悪党の巣にあまりにすんなり侵入出来るのは、ちょっと甘いとは思った。

クライナーは仮に物々しい警備はしたくなくても、悪党にしてはあまりに手薄すぎる。

番犬がたくさん寄ってきてなんとか追い払うとか、少し苦労する描写があっても良かったんじゃないか?

鍵も何かでカチャカチャしたらすぐに開いてしまった。

そして、社長室に行くとクライナーか死んでいるのを発見して、どういうことだ、となって終わるのが良い。

この話は色々とドラマチックで、グッと緊迫感が増し、いつもより短く感じた。

 

「第6話-紙」が”観て損はない☆3″理由と考察、その感想

第6話で起きた主な出来事

リーチャーとフィンリー警部が一緒にクライナーの会社を張り込む。
フィンリーは奥さんと離婚したのではなく、死別したのだと判明する。
2人は会社から出たトラックを追いかけてモーテルまで行き、トラックの中身を覗くも空っぽだった。
バブルの家族をロスコーが守りにいく。
ロスコーは両親が事故で亡くなっていることを告白する。
隠れ家に追っ手が来ていてロスコーが銃撃戦をしてやっつける。
ハブルの奥さんは、ハブルが犯罪を犯していたことを知っていて、ハブルがクライナーにベネズエラではめられ、抵抗のしようがなかったことを告白する。
リーチャーはジョーと関わりのあった大学教授達に電話をかけるが、一人は死んでいて、もう一人に、自分と安全に落ち合うよう指示する。
リーチャーはスーツを買い、警察署で大学教授と会い、クライナーは偽札をアメリカで作り、ベネズエラに輸入していた事が判明する。
リーチャーは警察署から出てきた所を追っ手に襲われ、自転車の車輪やネクタイを使って返り討ちにする。

語られる3人の過去、悪どいクライナー

今回の話では、クライナーの悪行の一端が判明し、ロスコーもリーチャーも敵と戦いを繰り広げた。

めちゃくちゃ面白くはないが、主要人物の過去も語られ、クライナーの悪どさが分かり、アクションシーンもあり、気づいたらあっという間に終わっていた。

体感で30分くらいに感じた。

それが良いのか悪いのか、まだ分からない。

フィンリーの過去も味があるし、ロスコーは格好良かった。

リーチャーは最後アクションシーンがあったが、本当はもっと早く倒せるのに、無理やり長く戦っている感じで、コミカルになってしまっていた。

ガツンとくるシーンは特にないが、それぞれのシーンがそれなりに深みがあって良い。

ロスコーもフィンリーも、過去が語られてより深みが出て、リーチャーとはまた違った存在感があって良い。

悲しいフィンリーの過去、突き放すリーチャー

フィンリー警部は、まさか奥さんが亡くなっていたとは思わなかった。

実は何か問題を起こしたからボストンから移動したのだと思っていたが、そうではなく、思い出のある町で暮らしたくないから出てきた、とのことだ。

奥さんの事が忘れられないから、携帯は解約せずにいるというのは、なんとも切ない。

どうせ問題児なんだろ、とか、実は悪いやつなんじゃないか、という懸念がこの告白によってほぼ消えた。

というか、同情されたくないのでそう思わせていた、そう思われていた方がありがたい、という考えが深い。

フィンリーは、病気の奥さんを救えず、必ず治すと約束したのに、と嘆いていた。

そんなフィンリーに対して、同情するわけでなく、突き放す態度を取るリーチャーが良い。

普通は一緒に泣かんばかりになる嫌さがあるが、そうはならない良い意味の男臭さがある。

フィンリーが奥さんの携帯を解約しないのも、禁煙中なのにタバコ屋の上に住むのも、熱いのに田舎の町でツイードのスーツを来て仕事をしているのも、全部自分への罰か?とリーチャーに見透かされ、もしそうなら馬鹿げている、と言われてしまう。

奥さんが病気ならフィンリーのせいであるはずがなく、それを、あなたのせいじゃないよ、と優しく慰めるのではなく、バカげてる、と切るような強い慰め方が粋で良い。

ただ思ったことを言っただけかもしれないが。

フィンリーは、それに対して汚い言葉をリーチャーに吐き、リーチャーがあんたの暴言は好きだ、もっと言え、と言わす感じも懐が深くて良い。

そこまで深くはないが、味のあるシーンだ。

凄腕の銃の腕前を持つロスコー

ロスコーも実は両親を交通事故で亡くしていたというのは悲しい過去だ。

だから、グレイを親のように慕い、殺されたと分かった時に怒り狂ったのも頷ける。

リーチャーは兄のジョーを亡くし、フィンリーは奥さんを、ロスコーは両親を亡くしていて、主要メンバーが3人ともそれぞれ過去に闇を抱えている、という人物描写が深くて良い。

何もないただのヒーローよりも、悲しみを背負っている方がより味がある。

それを全面に押し出す必要はないと思うが。

ロスコーはハブルの家族を、ピカードに変わり護衛することになったが、その戦いぶりは格好良かった。

窓の外をチラッと見たロスコーは、何かが光っているのを見つけ、家族に避難を促した。

ただ光っただけなのに?と思ったが、実際にヒットマンが来ていたので、なんという勘の良さなんだろう。

ロスコーがいなかったら、やられていたかもしれない。

そして、銃撃戦になり、一人は直接撃てたが、もう一人は木の陰に隠れていたのに、隣りの木を撃って攻撃したのは凄腕すぎる。

正確にヒットマンの隣の、頭の高さの木を打ち抜き、その木の跳ね返りがヒットマンの目に当たって錯乱状態にさせた。

結局ヒットマンは手榴弾で自爆して事なきを得たが、ロスコーは何とも格好良い。

本当に強い気持ちを持っている感じが伝わってくる。

これだけ凄腕だから、前の話で、リーチャーが囮になったことに激昂したんだろう。

銃自体の腕前はリーチャーよりも上かもしれない。

クライナーにはめられた気の毒なハブル

ロスコーがハブルの家族を守った後、実はハブルが悪に手を染めていたことを奥さんは知っていて、ハブルがいかにしてクライナーにはめられたかが語られた。

そのシーンでは、クライナーの悪どさがよく分かり、ハブルはほとんど避けようがなかったことが判明した。

クライナーの悪行が初めて明確に判明し、優しい口調で巧みにハブルを悪の道へ連れて行くそのやり方は何とも怖い。

ハブルはベネズエラに連れて行かれ、大金を動かす作業をさせられ、それが違法な金であり、送金記録をクライナーに送ったことで、悪行の手伝いをしたことが確定した。

さらに、裏切ったらはりつけにされて殺される様を目の前で見せられ、ハブルは抵抗する気力を完全に折られた。

報酬がいくらかは具体的に知らないが、あまりに高すぎること、そして莫大な金を動かしている時点で、気付けないものかとも思うので、そこはハブルも不注意だったと言えなくもない。

しかし、明らかに地元の名士である大企業の社長が、まさか偽札を刷っているとは思わず、大金の取り引きを実際に目にし、給料もあながち嘘ではなさそうなど、疑って逃げる隙はほとんどなかっただろう。

莫大な給料を払える、とんでもない金持ちは、アメリカにはゴロゴロいそうだ。

銀行からの転職先を探していて、良い印象を与えたい気持ちもあり、この会社は大丈夫か、という冷静な気持ちにはなれないのも分かる。

それでも逃げようとしたが、それも想定済みのクライナーに閉じ込められ、目の前で殺人も見せられた。

もうベネズエラに行ってしまった時点で、負けは確定していたようなものだ。

このハブルの、少し気弱そうな演技もリアルで実に良い。

本当に真面目で、クライナーに緊張している感じが伝わってくる。

こういう武闘派でない性格や、小さい子供がいる、ちょうど仕事を探している、という絶妙な条件を調べられた上で狙われたんだから、もう逃げようがない。

ハブルが出来ることは、諦めて無抵抗で犯罪に手を染めるか、従いながら証拠を集め続け、密かに信頼出来る警察を探した後、旅行と称して一気に夜逃げするしかない。

それも成功する保証はなく、変な動きを見せたら殺されるから、慎重に慎重を期する必要があり、どの道地獄が待っている。

仮にそれをこの先やろうとしていたとしても、実際にハブルはもう殺されているので、目をつけられたのが不憫としか言いようがない。

もし、もっと早くリーチャーと出会っていたら、何かが変わっていたかもしれないが、時すでに遅しだ。

クライナーが、ハブルの仕事の様子を見に来たとき、すごいな、まさか違法じゃあるまいな?などと冗談を言っていたのが、悪どいことこの上ない。

余裕があるからこそ言えるセリフで、リアルでとても良いが、本当に悪いやつだ。

国を揺るがす大事件の様相を呈してきたクライナー事件

リーチャーは、ジョーと関わりがあった大学教授を警察署に保護させ、その教授との話で、クライナーは偽札をジョージアで作成し、ベネズエラに運んでいたことが判明した。

その大学教授によれば、世の中で流通するアメリカ紙幣の8割は100ドル札だが、アメリカ人は100ドル札をほとんど目にせず、その理由は海外で使われ、カードを使えない違法な取り引きなどに重宝されているからだそうだ。

100ドル札が製造できれば、悪者にとってこの上ない話で、スーパービルと呼ばれる精巧な偽札が作られている、とのこと。

ホログラムや染料など、執念があれば再現することが出来て、一番の重要なものは、紙幣に使われている紙の入手で、ジョーはその製造会社をアメリカの一社に限定したらしい。

さすがに、印刷技術の高い日本のお札は、新札はホログラムもすごいし、再現は不可能だと思う。

しかし、日本のお札はドルほど世界では使われておらず、そもそも作ろうという悪者たちがいないのかもしれない。

クライナーは、どうやって紙を入手しているのかは不明だが、それを作っていた。

田舎町の殺人事件が、政府を揺るがすような大事件に発展しつつある。

そりゃ、関係者が次々に殺される訳だろう。

どっかのマフィアとかよりも、はるかに規模の大きい悪の組織だ。

地元の町長や警察もグルなら、なおさらだろう。

無理矢理苦戦したリーチャー

大学教授と離れ、リーチャーは帰ろうとするが、ヒットマンが来ていることに気づき、路地裏に誘い込んで撃退した。

そこそこ派手な格闘だったが、リーチャーが弱い敵に無理やり手こずっているように見えてしまった。

路地裏の角で待ち構えていて、そのまま殴って倒せそうだったのに苦戦し、少し後ろに逃げ、そこにあった自転車のリムで闘うのはジャッキーっぽい。

敵は体格がリーチャーより一回り小さいし、そんなに強そうにも見えない。

さらに今度はネクタイでナイフを防ぎつつ、最終的にそれをヒットマンの首に引っ掛け、階段から飛び降りて窒息死させたシーンは、少し笑ってしまった。

そんなに派手に殺さないと気が済まないか?

苦戦するふりをして、ジョーの仇として、むごい殺し方をする仕返しをしているのか?

二人がかりなら分かるが、いくらナイフを持っていても一人だし、倒せそうだったので、もたつかずにもっとスマートに倒して欲しかった。

自転車のリムやネクタイなど、身近なものを武器にする面白さも表現し、何とかアクションの見せ場を作ったのだろうが、少し無理矢理感を感じてしまった。

なのでこの話では、ロスコーの方がアクション的にはよほど格好良かった。

「第7話-リーチャー何も語らず」が”オススメ☆4″の理由と考察、その感想

第7話で起きた主な出来事

リーチャーとフィンリーは、修理に出しておいたベントレーを取りに行き、スタッフが猫砂をオイルにかけているのを見かける。
クライナーの葬儀が行われ、フィンリーとリーチャーが行く。
フィンリーが町長からクビにされ、リーチャーも逮捕すると脅される。
リーチャーは警察の一人のベテラン保安官に、フィンリーが犯人だと告げ、何かあったら教えてくれと頼む。
リーチャーはハブルの家で殺し屋4人を返り討ちにする。
フィンリーはスティーブンソンの両親に息子の訃報を告げに行く。
リーチャーはシャワーを浴びた後、薄くなったメモ紙を見て、クライナーがどうやって偽札を作っていたのかピンときて、ロスコーに電話した。
フィンリーはモーテルで、殺し屋に襲われるも、リーチャーの助言もあり、何とか助かった。
リーチャーとフィンリーはジョブリンの家で偽札を探しに行くが、すでに燃やされていた。
リーチャーは、偽札は奥さんの家にあると気づき、奥さんの実家の倉庫で大量の偽札を見つけた。
リーチャーは、フィンリーに、ピカードと空き家で落ち合うよう頼んだ。
リーチャーは、ニーグリーから、ヴァイキングについての情報をもらうが、ヴァイキングはすでに死んでいて、その相棒はまだ生きている、と知らされる。
リーチャーが空き家に着くと、フィンリーがピカードに銃を突きつけられていて、クライナーの息子もいた。

真相に近づき、アクションもどんでん返しもある話し

面白かった。

今まで一番ハラハラして、まさか、と思わされるラストだった。

もう早く次が見たい。

でも頑張って書いてから次を見るようにしたい。

リーチャーのアクションは、前話同様わざと手こずっている感があったが、それでも格好良かった。

フィンリーの窮地もハラハラしたし、どんでん返しでスパンと終わるラストは実に気持ち良かった。

クライナーの謎も、ふとしたリーチャーの気付きから、点と点がつながり、明るみに出てくる感じが心地良い。

フィンリーは犯人か否か

実はフィンリーが犯人である、とリーチャーが警察官のベイカーに告げたが、そうなのか?と思って少しショックだった。

しかし、これも何か意図があってやっているのかもしれず、フィンリーの振る舞いを見る限り、まだそうとは限らない。

わざとフィンリーを疑っている振りをして、署長から目をつけられているのを反らす目的か?

確かに、リーチャーに、ハブルの家にいけ、と言っていたのはフィンリーで、その後殺し屋がやってきたから、やっぱりそうなのか?と思ったが、その後のフィンリーも命を狙われていたし、まだ分からない。

かといって、なんだ違ったのか、というほどハッキリもしておらず、良い意味でどっちつかずで良い。

どっちにも転げられる、良いスパイスだと思う。

フィンリーの演技は人間味があり、あざとくもないので、このまま正義でも良いし、悪になったらなったで面白い。

ナチュラルに演じられているからこそ、謎にも振り幅を持たせられている。

日本のドラマも早くこのレベルに達して欲しいが、まだ遠そうだ。

これが普通でなくては、面白くはならない。

フィンリーはヒットマンにモーテルで襲われ、それをリーチャーの指示でギリギリ回避する感じが、ハラハラさせられてとても良い。

フィンリーの演技がリアルで、本当に焦っている様に見える。

リーチャーに、車は近くに止めてないよな?と言われ、もちろん違う、と嘘をついてしまうのもコミカルで良い。

迎え撃つのは格好良いが、わざとてこづったリーチャー

ハブルの家で殺し屋を迎え撃つリーチャーは、格好良かった。

顔に緑のメイクをして、迷彩を着て、武装する感じは、コマンドーやランボーのようである。

一人で大人数に立ち向かう感じが良い。

そして、一人づつ、確実にヒットマン達をナイフで始末していく様は、怖くて良い。

ヒットマン達にしたら、怖くてたまらないだろう。

このアクションシーンにはワクワクした。

しかし、最終的に、リーダーと思われるクライナーの甥っ子に手こずっていたのは、ちょっとわざとらしかった。

ここは、それこそコマンドーやレオンが雑魚と戦う時のように、圧倒的に倒してしまって良かったんじゃないかと思う。

甥っ子は線が細いし、格闘になったらリーチャーにかなうはずがないのに、リーチャーは大分苦戦し、もうすぐで死ぬところだった。

プールに沈み、息を吹き返して銃で撃ち殺す、というのはドラマチックだが、なくても良い。

もっとスマートに、相手にならないくらい、あの甥っ子を一瞬で葬ってしまった方が気持ちが良かった。

そして、やはりリーチャーの肉体は相変わらずキレキレなので、なおさら手こずってはいけない。

前話よりも筋肉にキレが増し、パンプアップされているようにも見えるので、リーチャーは一体どこで体を鍛えているんだ?

内緒でジムに行っていても良いが、あんなに手こずるのは見せかけの筋肉になってしまうので、元陸軍の特殊捜査官が聞いて呆れてしまう。

ちょっと実戦を離れてなまっているのか?

そこは筋肉通り、素直に圧倒して欲しかった。

しかし、もしジョーを殺した犯人達が、この5人だとしたら、逆にもう少し強くなければおかしい、とも思う。

ジョーの身体能力は明確ではないが、リーチャーと同じく巨体で、腕っぷしも強く、頭も切れて危機察知能力も高いはずだろう。

そのジョーがやられたんだから、これはジョーがやられる訳だ、という悪の物理的な強さを見たかった。

点と点がつながっていく謎

リーチャーが車の修理工場で、スタッフが猫砂にオイルをかけていたこと、自分のメモが薄くなっていたことを見て、偽札は1ドル札を漂白し、牛の飼料は洗浄に使った、と気づく感じが面白い。

リーチャーが気づいた時は、本当にその場で気づいた感じがあるので、とても良い。

まさに点と点がつながった感じだ。

自分はあの飼料の中味は偽札だと思っていたが、見事にはずれた。

そんなダイレクトではなく、ちゃんとした理由があり、つじつまも合っている。

厳重な紙幣の紙を入手する必要もなく、大量の飼料を使う理由もある。

その大量の洗浄のために、クライナー化学の近くの川が汚染されていた、というのもつながった。

一話ごとに、少しづつだが、明確に闇が明らかになっていく感じが面白い。

気持ちの良い惹きつけられるラスト

リーチャーはニーグリーと電話で話しながら、ピカードとおちあう空き家に向かい、ニーグリーがヴァイキングの相棒の名前を言おうとした時、リーチャーがピカードだろ、と言って、ピカードがフィンリーに銃を突きつけているシーンで終わるラストは、とても良かった。

えー、と思わされた瞬間に終わった。

これが、次作がもし1週間先にしか見れない、としたら、イーッとなっていた。

これは少し前の作品なので、いつでも次が見れると思うと嬉しくなる。

ピカードは、しょうがなく手伝っている感じがリアルなので、悪とは思えずビックリした。

もしピカードが乗り気で、絶対大丈夫だ、俺が守る、というニコニコした感じなら、怪しい、と思っていただろう。

助けはするが、助けすぎない、むしろ大事になりたくない、という感じがリアルなので、より跳ね上がった。

アクションシーンが変に作為的でなければもっと良かったが、事前に匂わせない、いきなりのどんでん返し的終わりも良いので、面白い連続ドラマになり得ている、と思う。

よし、次を見よう。

「第8話(最終話)-パイ」を”観て損はない☆3″理由と考察、その感想

第8話で起きた主な出来事

フィンリーとリーチャーは、ピカード、町長、そして一番の黒幕のクライナーの息子に捕まり、ハブルの探索を依頼される。
リーチャーはピカードの監視の元、実は生きていたハブルを探しに行く。
わざと車をパンクさせ、途中でピカードを撃ち、リーチャー1人でハブルを探しに行く。
リーチャーがモーテルでハブルを捕まえる。
ロスコーとハブルの家族は偽札工場で監禁されている。
警察の拘置所に入れられ、ベイカーに暴行を受けていたフィンリー。
フィンリーが捕まっている警察署にリーチャーが車ごと突っ込んでベイカーをやっつけ、リーチャー、ハブル、フィンリー、合流してきたニーグリーと最終決戦に向けて武装する。
偽札倉庫に突入して町長、クライナーの息子、偽札を作っていた手下をやっつける。
ロスコーとリーチャーは最後の別れをする。
リーチャーとジョーが、病気の母親の見舞いに行った回想シーンが流れる。
フィンリーがレストランで待っていて、リーチャーが食べたかったピーチパイを食べる。
リーチャーは街を後にし、田舎道を歩いていく。

ついにリーチャーが悪を成敗する最終話

連続ドラマのジャック・リーチャーがついにラストを迎えた。

真の黒幕も判明し、リーチャーはピカードに捕まり、フィンリーは拘留され、ロスコーは人質にされ、みな絶体絶命の中、リーチャーは何とか反撃に転じていく。

主にアクションが主体で、思っていたより派手さがあり、悪が成敗されたのは良かったが、あっさり目で少し物足りなさはあった。

なぜなのか考えていきたい。

ワクワクする最終決戦前

黒幕も判明し、後はリーチャーがどう危機を回避しながら反撃をするのか、というほぼアクションに主体が置かれた回だった。

まさか、クライナーの息子が一番の黒幕だとは思わなかった。

自分の悪行を語りながら、笑っている感じなど、狂っている感じが板についていて悪くない。

さすがのジョーも、こんな狂ったやつの行動は読めなかったのか?

リーチャーが、ピカードに銃を突きつけられながらも、怯えることなく、隙をうかがいながら車をパンクさせ、トランクの銃で応戦してしまう感じは格好良い。

お互いに銃を車の上に置こう、と提案し、リーチャーは約束を破って撃ってしまう感じも良い。

悪に誠実である必要などない。

この時、ピカードはガードレールの奥に転がったが、リーチャーが追っていって殺さなかった理由はよく分からない。

ドラマ的には、後でフィンリーの見せ場として対決させるために、生かしておいたのだろうが、もうこの場で葬ってしまった方が自然である。

そして、独自のプロファイリングでハブルの居場所を突き止めた後、暴行されていたフィンリーのいる警察署に車で突っ込んで、悪徳警官のベイカーをそのまま潰したシーンはスカッとした。

警察署に車で突っ込むなど、いくら警察署も腐敗しているとはいえ、あまりに大胆でリーチャーらしい。

そこにニーグリーもなぜか合流し、その理由が、リーチャーが電話でピカードだろ、とヴァイキングの相棒を言い当てたことがリーチャーらしくないから、それが救難信号だと受け取った、というのが面白い。

なぜリーチャーはピカードだと知っていたんだ、と思うのは分かるが、それが救難信号である、とまで判断出来るのは、少ない情報で考える癖がついていて、それだけリーチャーのことをよく分かっているからだろう。

今までのリーチャーとの会話で、こんな展開で電話が終わったことは一度もなく、電話もかかってこないし、何か意味がある、と考えた末に導き出したのかもしれない。

阿吽の呼吸感が悪くない。

そしてハブル、フィンリー、ニーグリーと一緒に武装し、いざ工場に突入する時はハラハラした。

体を褒められたフィンリーが、本当にすごい体か?というと、嘘だ、というやり取りも緊迫感の中にもコミカルさがあって良いし、禁煙をしていたフィンリーが、死を覚悟して吸ったタバコで、工場に火をつけて、決戦の狼煙を上げる感じも良い。

禁煙中という要素がうまく生かされている。

そしていざ突入して最終決戦が始まるが、最後の一連のアクションは普通だった。

それなりだが、比較的普通の最終決戦

最終決戦のアクション自体、どこかで見たことのあるような格闘シーンばかりで、それなりに迫力はあって良いが、目を見張る様なシーンは特になかった。

人質のロスコーは、銃を与えられ、持ち前の腕前を生かして撃ちまくっていたし、ニーグリーも強くて格好良く、フィンリーも頑張ってピカードをやっつけた。

ハブルも奮起し、人質になっていた家族も無事助け出せた。

ハブルが焦りながらも頑張って子供達を避難させる感じは、緊迫感があって良い。

そして、ピカードは機械で切られ、町長は目を撃ち抜かれ、クライナーの息子は火だるまになり、みんなで偽札工場を壊滅させ、リーチャーの言葉通り、悪に容赦ない報いを受けさせた。

工場には煙が充満し始め、リーチャーを置いてフィンリー達が脱出しようとした時、リーチャーは良いのか?と聞くフィンリーに、大丈夫、なぜなら彼はリーチャーだから、というセリフが格好良い。

クライナーの息子を葬り、煙の中から静かに出てきたリーチャーに駆け寄り、口づけをするロスコーの感じが良い。

居ても立っても居られない感じでリーチャーに向かっていくので、リアルである。

日本人としては、ちょっとハッとしてしまうし、抱きしめるくらいで十分だと思うが、彼らにとったら、抱きしめるよりもさらに上の感情表現なのか?

まあ、板についているので、良しとしよう。

連続ドラマとしては、ドラマ的なちゃっちさは感じず、普通の映画と同じ様な、派手で格好良いアクションではあった。

しかし、普通と言えば普通で、それなりであり、めちゃくちゃスカッとしたな、とは感じなかった。

かといって、あざとく苦戦したり、無理矢理ネクタイを使って戦ってほしい訳ではないので、変にいじるくらいなら、アクション自体はこれでまだ良かったのかもしれない。

前話の様に、わざと手こずっている感じはなく、クライナーの息子とは余裕を持って対峙し、あえて少しいたぶっている感じもあって、自然ではある。

しかし、クライナーの息子を葬るのに、もう少し恐怖を与える倒し方でも良かった。

肉弾戦でいたぶり、腕を斧で落としてしまったり、片目を見えなくしたり、少し狂気性があっても良い。

リーチャーが残虐行為を楽しんではおかしくなるが、ヒーローは決して聖人ではない、という怖さを入れて欲しかった。

そして息子は死の恐怖に怖くなってきて、リーチャーは、ちゃんと謝れば生かしてやる、と言い、息子が、悪かった、許してくれ、と言った瞬間に、やっぱりやめた、と言って銃で顔を撃つ、など、怖い成敗の仕方をして欲しかった。

普通に銃撃戦から格闘になり、最後は勝手に火だるまになる、だけでは、まだ物足りない。

ジョーの仇討ちとしては、もっと粘着してやっつけて欲しかった。

そして、そもそもクライナーの息子自体に、悪役としての存在感があまりなく、倒しがいも少ないというのもある。

一番の黒幕が息子で、狂った感じは悪くないが、今まで露出も少なく、最終話で急にボスに名乗りを上げた感じがあり、今までの全ての事件の黒幕としては、やはり薄い。

クライナーの甥っ子と同じ雑魚の部類なので、これならまだクライナー自身か、町長がもっと怖い顔を出して、悪としてリーチャーに立ちはだかった方がまだスカッとしたと思う

なので、一番ワクワクしたのは、最終決戦が始まる前までで、リーチャーが車で警察署に突っ込んで悪徳警官を押し潰し、武器を準備し、いざ工場に突入する前までだった。

始まってしまえば、それなりという感じで、特に予想外のことが起きる訳でもなく終わってしまった。

粋なラストシーン

リーチャーはロスコーと最後の会話をし、ロスコーはリーチャーがここに留まらないことを知っている感じが少し切ない。

リーチャーと口づけをする時、今まで態度には出さずに隠していたが、気持ちが溢れ出るロスコーの感じがリアルで良い。

もうこれで最後なのね、と言わんばかりの、悲しい様な、リーチャーを愛おしく感じるような、深い表情だった。

もうリーチャーは帰ってこないことを知っている。

そして、リーチャーに一応電話番号を渡すが、お菓子の紙に書いてある感じが素朴で良い。

一緒に食べたお菓子の紙か?

その後、リーチャーは最後に有名なピーチパイの店でフィンリーと話をして、フィンリーが用意してくれていたピーチパイを食べた。

今まで食べたかったピーチパイにようやくありつけたリーチャーだが、その感想が、そうでもない、というのが粋で良かった。

逆に、うーん、うまい、最高だ、と言われていたら、ちょっと萎えていたかもしれない。

そして、リーチャーは捜査を待つことなく、Tシャツ1枚でまた田舎町を1人歩いていくラストが格好良い。

相変わらずマッチョすぎるのが気になったが、それでもリーチャーらしいラストである。

ドラマ「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~(シーズン1)」を見終えて

連続ドラマとして、サスペンスアクションとしては、そこそこ楽しめた。

まさかこの話がラストだとは思わなかったので、ドラマの体感時間的には少し早く、もう終わりか、となったが、内容は薄いわけではない。

主要人物3人を始め、味方のニーグリーやハブルやその家族、悪党のクライナーや町長、手下達も含め、皆それぞれあざとくなく、それなりに存在感があるので、十分見ていられる。

脇役も含め、皆感情表現が豊かで、やはりドラマとは、感情をぶつけ合ったた先の、存在感の取り合いであり、最低限それが出来ていなければ、面白くはならないんだ、と思わされた。

あざとくないのは当たり前で、さらにその先にしか面白さはない。

この作品は、特にめちゃくちゃ面白い訳ではないが、それでも日本のドラマはこのレベルには到底かなわない。

演技は自然ではないのに、ストーリーやテーマばかりコロコロ変えて、面白くならないと嘆いている。

いや、嘆いてすらおらず、成立している、と思っている。

ストーリーだって、これはおかしい、と思わされる展開はほぼない。

演技だけでなく、ストーリー展開も不自然ではない、というダブルパンチなので、言ってしまえば、日本のドラマは裏方から演者まで、全部不自然、ということなのか?

そもそも日本人はシャイが取れず、人前で何かをやることに根本的に向いていないのかもしれず、それを踏まえた作り方もまだ全然確立出来ていないんだろう。

本当は、このリーチャーくらいのクオリティのドラマを、日本のテレビドラマでも普通にやって欲しい。

銃社会ではないので、こんな派手な銃撃戦は嘘くさくなるだろうが、演技の質は上げられるはずだろう。

もしそうなら、日本のエンターテイメントは劇的に変わり、極端な話し、犯罪も減り、景気も良くなると思う。

見ているものが憧れないドラマを作り続け、一体何が楽しいのか?

作っている側もそれでどうやって楽しめているのかも分からない。

今のところ比べてもしょうがない。

まだ、作る側も見る側も、日本は未熟なままである。

主人公のリーチャーに関しては、前半に少し軽いノリでロスコーとの会話があったり、マッチョすぎたり、中身ももう少し精神年齢が高くても良いんじゃないかとは思った。

1人で立ち向かっていく感じは格好良いが、もう少しいぶし銀感があっても良い。

この時のリーチャーを演じている俳優が、39歳くらいみたいだから、ギリギリのラインではある。

あまりにおじさん過ぎても、若者の視聴者はついてこないし、かといって若すぎると、大人にとっては物足りない。

しかし、どちらかと言うとまだ若さを感じるので、それは必ずしも悪くないが、もっと孤高感があり深みがあれば、より良かった、と思う。

自分的にはもう少しおじさんで良い。

何回も言っていることだが、マッチョなのは格好良いが、1本の映画ではなく、連続ドラマなので、なおさらなぜずっと体がキレキレなのか、ちょっと不自然には感じる。

完全に、何かの専門的な器具を使い、定期的にタンパク質を大量に摂取していなければ、到底維持は不可能な体である。

意地を張ってるのかは知らないが、人前では少ししか食べていない。

リーチャーは、Tシャツとズボン1枚で、色んな街でウロウロするやつで、どこかのジムの会員にもなっていないはずだろう。

現金でビジター利用しまくりなのか?

キレたムキムキの肉体は格好良いが、もっとそぎ落とされた、自重トレーニングで維持できなくもないほどの、精悍な肉体でも十分格好良い。

元々のリーチャーの体つきの設定がどうなのかは知らないが、その漫画のような肉体は、リアルさに少し影を落とす。

むしろ、リアルな近接格闘においては、大きすぎる筋肉は邪魔になるんじゃないのか?

コマンドーほどぶっ飛んだ戦い方をするならまだしも、そこまででもないので、なおさらだ。

孤高のアウトローと言いながら、ボディビル的筋肉はしっかり維持して気を使っている、という感じがしょうもない。

フィンリーも突っ込む訳でもなく、暗黙の了解的な、触れてはいけない感じになっているのか?

マーグレイブで過ごすに連れ、少しづつ筋肉が落ちて、痩せてきている、ような体の変化なら、リアルで良かったが、そうはなっていない。

これは続編があり、リーチャーは同じ俳優なので、より年齢を重ね、人生経験を増して落ち着きが出れば、今作よりも深い主人公になるかもしれない。

次回のシーズンもも見てみたい。

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