VIVANT
製作– TBS
プロデューサー -福澤克雄
監督– 福澤克雄
脚本– 福澤克雄、宮本勇人、李正美、山本奈奈、土井笑生
音楽総監督 – 千住明
出演– 堺雅人、二階堂ふみ、二宮和也、阿部寛、キムラ緑子、富栄ドラム、他
「第11話-新たな冒険始まる」が”つまらない☆1″理由と考察、その感想
ついにあのビヴァンが復活
ついに、
前回から何年後かではなく、
乃木や乃木の上司、相棒のドラム、公安の野崎、恋人の柚木、
結論から言うと、すごくつまらなかった。
別班専用の施設が普通の路地裏に隠されているなどは面白いが、
野崎も相変わらず滑舌が悪くて聞き取れない舐めた演技でイラッと
序盤に前回のラストのノゴーン・
ここ数年で自分が見てきた日曜劇場の1話では、
前回のビヴァンの1話よりつまらなく、見どころもない。
どうすれば面白くなるのか、というのが気が遠くなるほど、
なぜなのか考えていきたい。
グズグズの乃木の二重人格
乃木は二重人格ということだが、前回と同じく、
半沢直樹の様に、統一された感じがないので、応援もしづらいし、
もうこの人は、
そういうフリにしか見えず、全然リアルじゃない。
素がきっと強い人間が、
それを演じるのがプロだろ、と思うが。
究極的には、弱々しい人間を演じるためには、寝起きとか、
やろうとしているのではなく、
そりゃ、本当は健康でよく食べて、血が濃くて、
そこを超えてどうすれば弱々しくなれるのか、というのは、
そこが見たい訳で、役者的にも、
それをうわべの感じでモノマネ程度で演技されても、
その弱々しさのあざとさはひとまず置いておいても、
別にずっと強くて良いだろう?
二重人格の強いやつみたいに、行き過ぎた、
普通に強ければそれで良い。
そして、弱々しさと強さがどう乃木の中で混在してるのか、
弱々しいのは、相手を欺くための武器であり、
弱々しく見せておいて、実は強かったらめちゃくちゃ面白い。
仕事人であり、大どんでん返しになるし、
それをやりたいなら、もっと素直にやれば良い。
強い姿は、仲間内にだけ、
弱いと思って舐めてた敵の顔色が変わるなら、毎回必ず面白い。
それなら、乃木が働く丸菱商事では、
世を忍ぶ仮の姿であり、強さを悟られてはいけないからだ。
自分の素を捨てて、そういう人間に徹しなければならない。
弱々しく演じる必要があるのは、この会社関係と、
しかし、前のシーズンで、
スパイ失格のおバカ行為だ。
そして、柚木の前では、弱々しくなる必要はないので、
柚木にも頭が上がらないキャラにする必要がないし、
話の成り行きで尻に敷かれる感じになるなら分かるが。
しかし、そもそもこの乃木は弱々しいのが素の人間なんだろう?
なぜそんなややこしい設定の、特殊なスパイを描きたい?
ただでさえ仕事人という二重の顔を使い分ける人間なのに、
二重人格にナヨナヨが含まれるなら、単純に2×2で4人格。
訳が分からない前代未聞のおバカ設定だ。
加えて、弱々しい演技が嘘くさいんだから、
単純に、
なぜこんなことになってしまった?
007を超すような前代未聞のスパイものを作りたかった?
ある意味でそれは達成されているが。
もう後の祭りなので仕方がないが、
柚木と結ばれた時点で、人格の統合が始まり、
3年間、制作陣は誰もこの致命的なミスに気づかなかった訳だ。
監督が脚本も書いていて、このドラマの最高責任者であるならば、
こんな変な設定でドラマを作りたいなら、
テレビ局側にそれをはじく目を持つ者はいないという証拠だろう。
そして、これを受け入れている視聴者も一定数いる、
何はともあれ、
というか、単純にスッと入ってこない。
前シリーズから続く問題ではあるが、
ちなみに、他のレギュラーメンバーもほぼ変わらず、
ハッカーの女性役だけ役者が変わった様だが。
中でも野崎は、また滑舌が悪くて何言ってるか分からず、
乃木との会話でいきなりベロベロじゃないか。
なんで撮り直さないんだろう?
聞き取れないのが良い個性じゃなくて、味のないダメな噛み方だ。
直さないってことは、
きっとマネージャーとか彼の事務所すらも。
実に怖い。
裸の王様だ。
芸人に真似されてるのもスターの証だとでも思ってるのか?
本当にダメな噛み方なんだから、
そして、噛んでなくても相変わらずセリフを置きに行ってるし、
この数年間で、何も成長してないじゃないか?
この素人集団は何だ?
こんな体たらくなら、
ザルすぎる他の別班工作員
今話では、乃木がベキと対決している裏で、
工作員達の情報、顔や氏名、入院先などが漏れて、病院が爆破、
乃木は、
どのくらい入院していたのか知らないが、
毎日他の患者や見舞客、看護師、医師や医療関係者、
ましてや、日本でトップ、
毒を口に入れた瞬間に分かるくらいすごいのに?
人の顔なんて瞬時に覚えてしまえるんだろう?
それが、敵が入念に下見をし、
そこを素早く察知して逃げるくらいの能力がないのであれば、
ずっと昏睡状態ならまだしも、
一流のスパイにとったらかすり傷じゃないのか?
そもそも入院する必要があるのかも分からない。
彼らにとって大した傷でなく、
全員無能ってこと?
トップクラスのスパイだけど、
そんな雑な設定で良いならもう何でもありだ。
もっとすごい、もっとすごいってずっとやってれば良い。
もしくは、乃木の銃弾は思いのほか傷が深くて、
そうなると乃木は全然凄腕じゃない。
もうこの、全員拉致されたという情報が嘘くさいので、
一人だけ拉致された、
意識がない工作員を拉致するメリットはないのかもしれないが。
思い返せば、こういう雑な説明ベースの進め方は、
これが櫻井の大嘘で、乃木もそれに気づいていたが、
本当に拉致された、という体なんだろう?
この不可解な話しを櫻井から聞いて、
この1話は、この嘘くさい情報を元に乃木が動くんだから、
子どもが作った様な、リアルでない単純な話で、
今まで一体どうやって作ってきたんだ?
よくバレずに来れたもんだ。
バレてるけど誰も言わないだけなのか?
黒須は拉致される前に敵がやってくるのを事前に察知したものの、
他の工作員も、
こんな程度で良いだろうってか?
なんでそこを雑にするのか、何がしたいのかよく分からない。
リアルって、むしろそういう細かい作り込みの末に、
なので、黒須が拉致された、
貨物機で人を密輸なんてあり得ない
薬で工作員達の意識を失わせて、
新薬って都合よく言ってるが、そんな17〜20時間とか、
女性工作員は、中部国際空港からイスラエルに運ばれ、
トルクメニスタンに至っては、
薬を使っても流石に個人差あるし、途中で起きる可能性が高く、
新薬だからか?
長い期間綿密に準備していたから?
なんとも都合が良い。
それならちゃんと、そんな薬あるのか?とか、
大型貨物なら検査をかいくぐりやすいってAIハヤトが言ってたが
そんなことが簡単に出来たら、犯罪し放題じゃないか。
まず公安はそこをなんとかしないと、別班とか作る以前の話だ。
プライベートジェットですら検査は厳しくなってるのに、
それが4人全員見事に貨物に紛れて出国、他国に入国出来たって、
突飛に突飛を重ねて、これぞまさにビヴァンって感じだ。
推理小説家がキーポイントの様なトリックを作るために、
良いとこ取りしたいのか?
サスペンスアクションなら、
案の定、ありえないが重なり過ぎて、良いとこ取りどころか、
輸送に使われたトラックが上げ底になっていて、人が入れる、
なんで全部ちゃんと細部まで決めないで、
そっちの方が絶対面白くなるのに。
有名なミステリー作家に監修してもらえば良い。
監督だって、待望の続編なんじゃないのか?
なぜこんな穴だらけの虫食いの作り方をする?
監督は、ゴリゴリの体育会系で、
いい加減なプレーをしたら、先輩からとんでもなく怒られる、
今、彼はそれをドラマでやっている。
誰も怒る人なんていないから、ある意味幸せなのかもしれない。
もっとちゃんと作り込んだトリックを含む、
チープなSF的世界観
このドラマが始まってすぐ、風景の左下に、
安っぽい音と文字の出かた、フォント、
日曜大工で素人が作ったテロップって感じ。
一方、乃木が別班の施設に行くために、
街の路地裏の奥のドアを暗証番号で開け、
地下駐車場の奥の掲示板の紙をめくると赤い光がつき、
こういうのはスパイっぽくてちょっと面白い。
しかし、掲示板の紙をめくったら赤い光がつくのは、
そこは、ロッカーに行く時みたいに暗証番号で良いのに、
もし防犯カメラがあるなら、
それでドアが開くのも映ってるなら、もう終わりだ。
よくこんなアホなことを乃木は真顔で出来るなと思う。
二重人格の強いやつが、このバカな鍵のシステムは何だ?
ロッカールームでは、シルバーのロッカーに、
後半に出てくる天井の高い、180°近い大きなモニターがある、
まるで、
なんでこんなおもちゃみたいな、見てすぐ作り物だ、
ロッカールームの赤と青の光の感じとか、
ちょうどたまたまダニエル・
天井の高い作戦司令室は、
櫻井司令と2人だけで話すのに、どう考えても不必要だ。
普通の画面では表示しきれない多くの情報を出すための大スクリー
というか、そもそもここまで大画面で見る必要がないだろう。
バットマンシリーズのダーク・ナイトでも、モーガン・
大画面の余白に砂嵐みたいな映像を流すのも必要か?
無理矢理使ってないか?
公安は一体どこに金をかけている?
そして、AIハヤトという人工知能がその大画面を操っているが、
プロの声優を使ってるんだろうが、
日曜の朝のヒーローものでよくありそうだ。
アニメ声でも良いが、なんかちょっと感情の込め方おかしいな、
そうではなく、ただ普通に上手にしゃべるだけだ。
声の仕事はプロに頼めばそれでいいよね、という、
そこら辺のAD捕まえてきて、演技しなくて良いから、
ぶっきらぼうな感じとか。
これは、ドラムの超高性能翻訳機の声にも言えることだが。
たまに変な日本語になったり、
いいわ、ダメよ、そうね、
女口調で誤魔化しているだけで、
そこは長くなると意味が不明になり、乃木とのラリーが増える、
ユーモアに転がれない野崎の滑舌の悪さとは意味が全然違う。
時々設定がズレて、
聞き取りやすさを優先した結果か?
なんでリアルを捨ててでも体裁を繕おうとするんだろう?
まだ合成音声の方がよほど安くてリアルで良いだろう。
プロの声優に依頼してお金もかかるし、リアルじゃなくなるし、
声優に、もっと機械っぽくして欲しいと相談し、
このアニメっぽいAIハヤト、不必要にバカでかい指令室、
007とか、ダーク・ナイトとかに比べたら、
比べなくても、違和感がすごい。
小さい子供がこれで心から楽しいならそれで良く、
ボス・ベイビーみたいに子供が主人公のスパイものだったら、
しかし、金かけて苦労して良いもの作ってますよ感を、
見比べたら一瞬で分かる段違いの質を、分からない、と言うのか?
全く分からず、
もうここまで来たら、資金力関係ない。
なくても出来る工夫もやってない。
あえて、
そうだとしても、もっとバカバカしくする必要があるが。
例えば、乃木が壁を触って秘密のドアを開けるが、
駐車場で目で秘密の鍵を開けている時に、
ロッカールームで、ロッカーを開けるために手を機械にかざすと、
司令室の大スクリーンでは、
そういう要素が少しでもあれば、自覚してるんだ、
結果としてリアルでもなく、
まさにこれぞビヴァンと言える、歴史に残る奇妙な作品である。
ずっと浮いている変な乃木
上記で乃木の弱々しい演技が嘘くさいと言ったが、
まずは、前シリーズから言ってきたことだが、
本当に驚いてるというより、
演技というか顔芸だ。
今話では、櫻井司令に、
えーっ、そんなまさかって顔で表現してますよ、
他の優秀な4人だってすでに拉致されてるんだから、
怪訝そうな顔になって、
黒須は乃木に次ぐナンバー2で、
前シリーズからの印象ではそこまでには感じなかった。
この驚いた顔は、一体どう思っているのか知りたい。
悪く言うと、乃木はそんなことも想定できないアホなのか?
演技的には、
007ってこんなビックリした顔するか?
何かある度に度肝を抜かれた顔をするスパイなんて全然格好良くな
だからむしろ新しいスパイ像ってか?
誰もやらないマイナスなことを新しいとは言わない。
半沢直樹ってこんな顔してるの見たことがない気がするが。
半沢は怒りに満ちた人で、乃木は弱い人格もあるから、
堺雅人主演のナヨっとした弱めの主人公の映画ゴールデンスランバ
しかし、これが強い人格の時の表情なのか、
櫻井司令としゃべっている時は、特に弱くもなかった。
もし強い人格ならこんな顔はしないかも知れないから、
いずれの人格にせよ、この顔はあざとい。
そして、
これをあざといと言って良いのか、まだちょっと検証が必要だが、
この真剣な感じは、
半沢直樹の様な一般社会、銀行などが舞台であれば、
真剣な顔をしようとすればするほど、滑稽さが浮き彫りになる、
別班工作員が盛られた薬の名前を瞬時に言う感じとか、
もっとさらっと言えば良いのに、力を込めすぎというか。
野崎としゃべっている時、
気になりだすと、真剣な顔してる時全部ってなってくる。
半沢直樹の時は特に気にならなかったのに、
堺雅人の真骨頂の、激しい怒りを言葉に乗せて相手にぶつける、
その手前の、堺雅人節風味でずっとしゃべっているだけで、
一つもだ。
これはスパイアクションであり、
堺雅人は苛烈な会話ゲンカに特化した役者であり、
かといって、鎌倉物語ほどの、
そして、ささやくようにしゃべるその独特の節回しも、
必殺技前の通常の堺雅人節風味自体が、もう声が少しかすれたり、
堺本人は、同じと思ってやってるのかもしれないが、
もう何かが通り過ぎてしまったのか?
もしかしたら、今半沢直樹をやらした所で、
後は、なぜ乃木の振る舞いに違和感があるのかは、
半沢直樹の場合、基本的に敵は自分の会社で、上司だったり、
ビヴァンでは、
それよりも、
乃木は基本的に命令されて動き、
半沢直樹では、会社を背負ってはいるけど、
その主体性の違いも、感情の出方は大分変わる。
自分から動く方が出るに決まってる。
乃木は命令されて動くので、真剣度や怒りも劣るのに、
とにもかくにも、堺に良さをほぼ感じられなかった。
過度に真剣な感じは浮いてるし、弱々しい感じに良さもない、
乃木は弱くも強くもどっちにも振り切れない、
二重人格って何だ?
改めて、半沢直樹って一体何だったんだ?
2シーズンもやって、どっちも面白かったのに。
池井戸潤の脚本が100だったのか?
それ抜きのコンビで独立しようとしたら、
この役者は、会話のケンカで相手を圧倒することに比べたら、
見どころのない話
最終的に、なんだかんだ乃木はドラムとキルギスに飛び、
ここでは乃木の強い人格が表に出てきて叫んでいた。
この敵は、一度対決したが、和解したヤツだっけか?
これが実は敵だった?
なんのどんでん返しでもない。
すごく演技があざとい、嘘外国人の敵でしょ?
こんな嘘くさいヤツが寝返ろうがなんだろうが、
新庄だって、そもそも前シーンで公安を裏切った訳だから、
お得意のどんでん返しは、今話は何もなかった。
なくて良い、無理矢理になるし、地に足つけてればそれで良い。
しかし、どんでん返しもないが、見どころもなかった。
アクション、ドラマ、サスペンスとして、全部いまいちで、
元々期待してはないが、それを下回ってきた。
少しは改善されてカムバックするのかな、と思ったが、
ここ数年の日曜劇場の1話で間違いなく最下位だ。
むしろ、そうそう、この違和感だ、と思い出させてくれた。
これを待ち望んでた国民って何だ?
このドラマのファンが国民全員では全然ないのは分かるが、
これも大ヒットするのか?
この内容で?
前回がしたんだから、しないとは言い切れない。
今後どうなっていくのか全然分からない。

コメント