魂の辛口映画感想

~面白い映画って本当に少ない~

*

R100

      2016/03/30

見どころ!→君は本当のSMの世界を知っているか!?

監督-松本仁志  100分 2013年

出演-大森南朋、松尾スズキ、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、松本仁志、富永愛、他

あらすじ

若い女性(富永愛)が、喫茶店のトイレの個室でたばこを吸っている。

化粧を直し片山(大森南朋)のいる席に戻る。

話の途中で席を立たれた片山は、話を続けるが女は無視し続け、おもむろに立ち上がって片山に回し蹴りをする。

鼻血を出した片山はトイレの中で血をぬぐう。

そのトイレの個室には、さっき女がした大きいほうが流されずにそのままになっていて、気づいた片山は水を流した。

トイレから出ると女はいなくなっており、急いで店の外に出て探すが見当たらない。

あきらめて一人歩いていると、そこに女が現れ、コートを脱ぎボンデージ姿になった。

そこで女からまた蹴りを食らわされ、階段を転げ落ちる片山。

痛がる片山だったが、なぜか顔は恍惚の表情に包まれていた・・・。

片山は会社員として働き、妻と子供と幸せであろう家庭を築いている。

しかし、それでは満たされない自分の性癖を満たすため、あるSMクラブに入会する。

そこは通常のクラブと違い、いつSM行為が始まるか分からない。

片山の通勤時、商談時、帰宅時・・・時と場所を選ばずに行われるSM行為。

とまどいながらも、片山の心は歓喜に満たされていく。

しかし、だんだんと度を越してエスカレートしていくSM行為に不安を覚えた片山は、退会を申し出る。

クラブ側はそれは出来ないと言い、さらに片山へのSM行為は続く。

喜びから恐怖に変わり、身の危険を感じる片山。

自分や家族を守るため、片山が取った行動とは!?

そして、最後に残されている結末は!?

感想

話題になり見に行こうと思ったのですが、時すでに遅し!

打ち切りで見れなくなっていました。

レンタルが開始したので、DVDで鑑賞です。

タイトルのR100の通り、時間がぴったし100分になっています。

観る前からマイナスの批評がよく耳に入っていたのですが、実際自分の目で確かめようと思いました。

前半と後半で、ちょっとテイストが変わります。

前半部分は緊張感があるドラマテイストなのですが、後半部分はなんでもありというリアルとかけ離れた展開です。

今までのある程度のリアルさが効いていて、という訳でもなく、かといって今までの話が無意味になるくらいめちゃくちゃでもないので、後半にしぼんでいく感じを受け、ちょっと飽きてしまいました。

無理やり100分にしたのかな?という。

映画の中盤で監督本人が出演しているのですが、なぜ出てくるのか分からないんです。

決して演技が自然なわけではなく、さりげなく出るわけでもなく、キーパーソンでもなく、役に松本仁志である必要性を感じません。

役者を使えばと思うのですが、自分の描いた絵にサインを入れる画家のようなものなのですかね?

なぜここに?と思ってしまいました。

話の結末はいわゆるメタ構造になっていて、今までの話は実は・・・というものなのですが、それ自体の言いたいことは分かりました。

しかし、劇中で「片山が恍惚の表情になる」というパターンがラストでも使われているのですが、発展したものではないので、インパクトが薄く感じます。

これをやりたかったのか!というものでもないので、なんとなく使ってみました、という感じを受けてしまいます。

キーポイントになっているパターンの究極バージョンとでもいうべきものがラストに用意されていたら良かったんじゃないかな?なんて思います。

このパターンをどれだけの種類で見せれるか、というのがこの映画のテーマであるように感じます。

しかし、なぜか種類が少なく発展していかないので、物足りないです。

そこに絞って掘り下げていくと面白くなっていったんじゃないかと思います。

例えば、「究極のMは究極のSである」というのを適用して、片山が世界の独裁者になって市民を弾圧、世界から批判されたり、核ミサイルが自分に発射されてきてそこで恍惚を感じるとか・・・

もしくは、訳が分からないですが、ボランティア活動で感じる、オカマになって感じる・・・

自分はDNAという遺伝子によって生かされている、自分の意志ではなく誰かに生かされているんだ!生きていること自体がMなんだ!と悟り、もう呼吸をするだけで感じてしまう・・・とか。

そしてそれをフォレストガンプ風の半生期で綴る、なんてどうでしょうか!?????

う~ん・・・。

 - ⑤時間を返して・・・ ,

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