冷たい熱帯魚

⑤時間を返して・・・
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見どころ!→でんでんの神をも恐れぬずぶとい犯人!

監督-園子温 2010年 146分

出演-吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、他

小さい熱帯魚店を経営する主人公は、亡くなった前妻の子供、若い後妻と三人で暮らしている。

まだ新しいお母さんに馴染めない思春期の娘は、スーパーで万引きを犯してしまうが、たまたま居合わせた大型熱帯魚店の経営者に仲介され、助けてもらう。

それをきっかけに主人公はその経営者と仲良くなり、一緒に仕事をしないか?と持ち掛けられる。

ところがその経営者には裏の顔があり、とんでもない計画に巻き込まれ、後戻り出来なくなっていく。

異常な光景が目の前に広がっていくが、弱気な主人公にはどうすることも出来ず・・・。

主人公を吹越満、怪しい経営者をでんでんが演じている。

経営者の狂気じみている独自の哲学が、でんでんの演じている中に散りばめられていて、とても異様な人格になっています。

実際にあった事件をモデルにしているらしいです。

相当自分の中に確固たる軸のようなものがないと、主人公のようにこんな強烈な人格にどんどん巻き込まれていくんだろうなと思います。

内容を言ってしまうと、主人公が経営者に保険金詐の手伝いをさせられる。

保険をかけては殺し、かけては殺し、躊躇なんかみじんもない。

映像も、生々しい描写が後半にかけてたくさん出てきます。

異様な作品になっています。

しかし、ラストのシーンがよくわからなかったです。

主人公の吹越満の人格が変わるような描写があるのですが、そんな風には見えず・・・。

演じ方もあるのでしょうが・・・。

出来ればもっと、あ、変わったと分かるような演技が見たかったです。

中身まで変わっているようには見えなかった。

話しがすごい展開になっていくので、終わり方も難しいとは思いますが、なんか無理にまとめようとしている感じを受けてしまいました。

よくオチが大事だとかは言われていますが、それまでが良いのであればオチなんてつけなくても良いと思っています。

園子温の作る作品は、ぶっきらぼうな役者はいないのですが、なんかリアルじゃないというか、どこか作り物の香りはしてしまうんですが、これはなんでしょう?

そこが味でもあるとは思うのですが・・・。

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